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旅客機の速度 [交通一般]

 昨日の札幌行きは心配した。札幌市内の空港である丘玉も函館も、悪天候のためだいぶん欠航がでたようなのだ。実際、新千歳空港近辺も厚い雲に覆われ、気流も不安定だったが、雪の降りしきる滑走路に無事着陸したときはすこしほっとした。

同じ航路をなんども往復していると、偏西風は飛行時間にずいぶん影響するものだということがわかる。空港が混雑していなくとも、出発が定時でも到着時間がずいぶん違う。現在幹線に使われている主力機ボーイング777−200はだいたい時速800〜850キロくらいで巡航するものだが、先日鹿児島から東京へ帰るときは、機長のアナウンスがあって「現在対地速度約1100キロで飛行中です」と聞いてちょっとびっくりした。考えてみれば飛行機自体のスピード850プラスジェット気流250キロで合計1100キロで飛んでいる計算になる。じっさい往きに比べ、帰りはあっという間に着いた気がする。そうすると往きに同じジェット気流があると仮定すると、逆風だから850マイナス250で対地速度は時速600キロでしか飛べない計算になる。

 その計算が正しいとすると、往きは帰りの倍近い時間がかかる計算になるが時刻表上は往きも帰りも同じ時間で飛ぶようになっている。これがヨーロッパとかアメリカとかの長距離になればもっと往きと帰りに時間は違うはずだが、実際はそれほどのひどい差はない。違っても1時間くらいのものであろう。飛行機が時刻表通り飛んだためしがほとんどないのは、こういう自然条件を相手にしているからでやむを得ないのであろう。でもそういう自然条件によって到着時間が異なる、ということはもう少し乗客に説明してもいいと思うし、定時に到着しなくても乗客は納得しやすいのではないか。
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