ワイングラス [鉄道一般]
スイスを旅行された方、ははあ、とお思いになることだろう。レーティシェバーンの食堂車で売っている急勾配グッズである。ただし、実際の食事にこのワイングラスが供されるわけでもないし、ふつうのワイングラスが置けないほど急勾配を走るわけではない。氷河急行の通るいちばん急勾配でもせいぜい220パーミルくらいだからこんな斜めに傾いたグラスは必要ではない。それをいうならスープ皿やコーヒーカップもそうでなければならないであろう。それに、勾配はいつもこのワイングラス方向に傾いているわけではないから、いずれにせよ、実用にはならない。
私たちは沿線の中で実際に一番勾配が急なAndermatt-Göschenenのところで客車の窓際に置いてワインを注いで試してみたのだ。案外これはやってみるとサマになっていて、そうオーバースケールで作られているわけではない。もし一番急勾配の鉄道であるPilatusbahnではこれよりもっと傾けなければならないかも知れない。記念写真も撮ったはずだが残念ながら探しても見あたらない。いくつかおみやげに買ったが知人に配って我が家には現在これ一つしか残っていない。
2009-03-04 19:27
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懐かしいですね。私もこのグラスを妻のと2つ記念に買い求め、しばらく朝食で使っていました。このグラスの存在はGlacier-Expressに乗る前から知っていたので是非手に入れたいと思っていたので満足したのですが、一方でそれまで本当にこのグラスを食堂車で使っていると思っていたので普通のグラスが出て来たときはちょっとがっかりでした。(期待し過ぎですね。)
しかし、食堂車にはワインや水のボトルが倒れないようにするためのステーがあったりそれなりに納得のした旅でもありました。
それにしてもGlacier Expressの食事は美味しかったです。
by Akira (2009-03-05 21:03)
懐かしいです。ヨーロッパもレストラン車が減っているようですが、この路線だけはなくして欲しくないし、なくならないでしょう。列車があまり早すぎると食事を楽しむ気分になれないようです。将来はどうか知れませんが飛行機にはレストランコーナーを設ける余裕もないでしょう。仕事上、時間がなくてやむを得す夕食を空港で買った弁当で機内ですます、という生活が多いですが実に味気ないものです。
by klaviermusik-koba (2009-03-06 09:39)