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目黒のパーシモンホール [ピアノ音楽]

 大分以前から目黒区にパーシモン・ホールという素晴らしいコンサートホールがあることは聞いていた。都立大学が移転した跡地に建設したものだという。そうだとすると、東急東横線の「都立大学」という駅はもう意味をなさなくなっているから駅名を変更しなくてはいけないのではないか?

 それはともかく、昨日の演奏会は「目黒区在住の音楽家」が出演するという条件だから、私のような世田谷区の住民の出る幕はないはずだが、山下真澄さんというヴァイオリニストから依頼されたものだ。彼女のお姉さんが私の生徒だったこともあって、本来なら彼女の姉さんが一緒に出演するのだが、姉さんとて目黒区の住人ではなく、ソウルに住んでいるので、いわば、私はその代役を頼まれた形となった。

 噂にたがわず、モダンな音響もなかなかいいコンサートホールで目黒区の人はうらやましいなあ、と思った。世田谷区はどちらかといえば文化人が多いはずだが、まともなコンサートホールがない。しかも何とか作ろう、という運動があったという話もこれまで聞いたことがない。現在建築中の成城学園の図書館にこじんまりとしたホールはあったが、あれはどうなるのだろうか?

 で、まあ私は真澄さんとブラームスの3番のソナタを弾いたのだが、終わってみれば、韓国にいて出演できないはずの姉さんが楽屋にちゃんといるではないか!  妹の演奏の応援にわざわざソウルから駆けつけたという。(いい姉さんだなあ) せっかくいるならなぜあなたが弾かないの?と聞いたが。離れていて一緒に練習ができない、とかいっていたものの、あまり深い理由は詮索しなかった。

 そっか、この人も目黒の住人なんだ、と再確認した音楽家も多く、楽しいコンサートでした。でもこの家族の音楽の情熱は半端ではない。ちゃんと勘定してみたことはないが家族3代で室内オーケストラができるほどのメンバーになるのではないか。いないのは指揮者くらいのものではないかな。
 
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