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11該8059京1620兆7174億 [ピアノ音楽]

 これ、何の数字かおわかりでしょうか。11、805、916、207、174、000、000通りの方法がある、ということです。70のストップ(音栓)をもつオルガンで音楽的に全く意味をなさない組み合わせも含め、ストップを一個から、全部のストップ(実際にはこれもあり得ないが)を使用するものまで含めて、幾通りのちがった種類のパイプの組み合わせ方があるか、という問にたいする答えです。

こういうのを計算するのに、多分方程式があるのでしょうが、私は数学は全くダメなので妻が調べてくれました。かねがね気になっていたことで、まあせいぜい何千万程度の可能性までは想像していましたが、これを見て一瞬まさか・・・と絶句しました。それではピアノはどうか。オルガンのように、0か1かという方式では計算できませんが、物理的にはこれより可能性が多いのではないでしょうか。ほとんど無限にちかいでしょう。楽器の最強音に限度はあるとしてもです。これまでピアノがすたれなかった原因が分かった気がします。そしてピアニストにはまだまだ可能性があるのだ、というハッパをかけられているような気はします。あるロシア人のピアニストがオルガンも面白いけど、ピアノはもっと多くのことができるよね、といっていたことを思い出す。
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コメント 16

ソラリス

該とか京など、そういう数字の単位があったのですね。兆の上を行くとは凄い組み合わせです。 オルガンもいろんな音色が出せていいですね。
♪私はバッハの
BWV639「われ汝に呼ばまる、主イエス・キリストよ」が好きで、何通りかの演奏を聴きましたが、レジストやテンポ、装飾音など、いろんな解釈がありますね。
そのオルガンよりもさらに可能性を秘めているとはピアノは素晴らしいですね。 私はピアノは弾けませんが聴くのは好きです。
by ソラリス (2009-07-09 16:51) 

klaviermusik-koba

BWV639、すばらしい曲ですね。私もときおり弾きます。本当はオルガンできいた方がいいのでしょうが。でもこの数字にはさすがに驚きました。兆、くらいまでしか普通我々にはなじみがありませんが、そのうち国家予算も「京」くらいの時代は来そうです。
by klaviermusik-koba (2009-07-09 20:58) 

ソラリス

ピアニストは驚きの11該8059京1620兆7174億より多くの事をこなせて凄いですね。
♪BWV639を弾かれるとは感動です!!ピアノ版ですか?
原曲がいいものは、他の楽器編成でも良い場合がありますね。 BWV639はオルガンで馴染んてはいますが、ピアノ版も良いかも知れません。また新鮮な事でしょうね。
by ソラリス (2009-07-10 17:36) 

klaviermusik-koba

まあピアニストがどこまでこなせるかどうかは能力次第ですが・・・。
639はブゾーニのピアノ用編曲があり、非常によくできた編曲で
私もふくめ、ピアニストが好んで取り上げるもので、ピアノの広い音域を使ってオルガンの雰囲気がよく出ています。
コラール前奏曲はブゾーニは9曲ピアノ編曲を残しています。有名なところでは「いざ来ませ、異国の救い主よ」「起きよと呼ぶ声が聞こえ」などです。
by klaviermusik-koba (2009-07-10 20:05) 

ソラリス

ケンプじゃなくてブゾーニでしたか。結構多く編曲してるんですね。
ピアノの広い音域を使ってオルガンの雰囲気をよく出す、…なるほど、確かに現在のピアノなら可能ですね。
♪原曲の楽器のイメージって、ピアノ演奏にも大切だと思います。オルガンに限らず…
♪「主よ、人の望みの喜びよ」をピアノ曲だと思い込んでいる人も意外に多いようですね。

by ソラリス (2009-07-11 08:34) 

klaviermusik-koba

ええ,これはマイラ・ヘスのピアノ用編曲で一躍有名になったものです。ご承知とは思いますが、教会カンタータBWV164「口と心と行いと生命で」がオリジナルでこの中で1部と2部で2回歌われます。同じものが曲中2度歌われるのはバッハのカンタータでは珍しいですから、バッハもよほど気に入っていたのでしょう。編成は4部合唱と小オーケストラです。
私もこれは原曲を指揮して全曲演奏したことはありますが,ピアノではまだ弾いたことはありません。
by klaviermusik-koba (2009-07-11 20:33) 

ソラリス

いつも、ご丁寧に教えて下さって有難うございます。 ♪カンタータBWV164はマイラ・ヘス編曲なんですね。バッハのアレンジは、いろんな人が試みていますね。やり甲斐があるんでしょうかね。 この曲の原曲を指揮されたとはすばらしいですね。
♪カンタータ第147番「心と口と行いと生き方もて」も演奏されますか?わりと好きなのですが…
by ソラリス (2009-07-12 21:17) 

ソラリス

追伸…間違えました!ついさっき最後に"<カンタータ第147番「心と口と行いと生き方もて」も演奏されますか?>"と書きましたが、私は別の曲「コーヒー・カンタータ」の事を書いたつもりだったのです。「コーヒー・カンタータ」の正式な名称を思い出せなくて、ちょっと前に書いた「心と口と…」と同じタイトルに勘違いしてしまいました(冷や汗)。通称「コーヒー・カンタータ」って正式なタイトルは何というのですか?
恥書きついでに教えて下さい。
by ソラリス (2009-07-12 22:33) 

klaviermusik-koba

すみません、私は数字にものづごく弱いので、番号がきちんとおぼえていないのが多いのです。コーヒーカンタータもちゃんとしたタイトルがありました。今出張中で手元に資料がありません。「口と心・・・」、も含めて東京に戻ってから調べ直します。(札幌)
by klaviermusik-koba (2009-07-13 16:32) 

klaviermusik-koba

大変失礼しました。「心と口と行いと生命」はおっしゃるとおりBWV147でした。

コーヒーカンタータはBWV211
タイトルは「そっと黙って、おしゃべりめさるな」これも私のシリーズでやっていたカンタータのコンサートで一度プログラムに載りました。謹厳実直というイメージのバッハですが、結構きわどい表現もあって、「人間バッハ」を垣間見る愉快な曲です。
by klaviermusik-koba (2009-07-18 18:47) 

ソラリス

ご丁寧に教えて下さって有難うございます。 コーヒーカンタータはBWV211「そっと黙って、おしゃべりめさるな」ですね。そのタイトルを私が「口を慎みなさい」と覚えてて「心と口と…」の事だと思い込んでいました。
♪その曲も演奏されたのですね。素晴らしいですね。あの中のソプラノのアリアで、執拗に「コーヒー、コーヒー」と繰り返すところが面白いです。イントロもチャーミングです。 「コーヒーをとるか、結婚相手をとるか?」…最後には、ちゃんとオチ(究極の選択)があるんですよね。バッハの世俗カンタータには楽しめます。 ♪でも、初めてバッハの「マタイ受難曲」を聞いた時は衝撃を受けました。特に最後の合唱には、涙があふれました。臨場感ありますね。まだ、生演奏は聴いた事はありませんが…
by ソラリス (2009-07-18 22:26) 

klaviermusik-koba

「マタイ」最後の合唱は涙なしに聴けません。

 私が札幌で受け持っている講義の後期のテーマは「マタイ受難曲」。半年かかって、全曲をすこしづつ、スコアをにらみ、CDで聞かせながら、ピアノの学生にバッハの音楽の神髄に触れてもらいます。仏教系大学で聖書の話もするのです。
by klaviermusik-koba (2009-07-19 08:54) 

ソラリス

☆「マタイ」がテーマとは画期的な講義ですね。聖書も学べて、
盛り沢山ですね!。
仏教系の大学とは言え、西洋音楽を学ぶには聖書を知るのが最良なのでしょうね。スコアを見ながら鑑賞するのも本格的ですね。 ♪「マタイ受難曲」の最後の合唱が私にはショックでした。受難の悲惨な光景が目に浮かび、罪悪感がドッと出て来て、申し訳ない、でも、有り難い気持ちで号泣しましたが、根本的に救われました。クリスチャンじゃなくても感動しました。
♪因みに「Erbarme dich」も、好きです。

by ソラリス (2009-07-19 14:37) 

klaviermusik-koba

マタイはよくご存じなのですね。それでは私が申し上げることは多分何もないでしょう。「ヨハネ」もやはりとてもいいですし、ほかにも教会音楽では無数にいいものがあります。私も全部に通じているわけではありませんが、ピアニストとしてはこういう宗教音楽に興味をもっている方だと思います。
by klaviermusik-koba (2009-07-19 18:50) 

ソラリス

実は、初めて♪「ヨハネ受難曲」を聴きました。昨日、今日の二回に分けて、聴き終えました。対訳を見ながらなので、気合いが要りましたが、なかなか良いですね。最初の合唱が気に入りました。「マタイ」に比べると、穏やかな感じで、こういう「受難曲」もあるんですね。
♪バッハは、どの楽器用の曲もいいですね。 リュート組曲(番号が分からないけどハ短調)のピアノ編曲もあるらしいですね。
by ソラリス (2009-07-22 16:43) 

klaviermusik-koba

「ヨハネ」の方が少し理解が難しいかも知れません。でもこれも「マタイ」の良さがわかる人には分かると思います。
もう一つバッハは受難曲を書いていたそうですが(多分ルカ受難曲)これは残念ながら残っていません。
by klaviermusik-koba (2009-07-22 21:02) 

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