富山のライトレール [鉄道あれこれ]
(岩瀬浜)
1年ぶりに富山に来た。講演のための旅行だが、午前中、2時間ばかり時間の空きができたのでライトレールに乗車してみた。今年でちょうど開通3周年だそうで、小学生が書いたとおぼしき絵がシールにして車体は窓に貼り付けてある車両が1編成ある。全部で7編成あるが昼間の閑散期には15分間隔、5編成くらいで運用しているようだ。
もともと国鉄富山港線の廃線になった軌道を大部分利用しているので、レールはしっかりしているし、枕木は木製だがPCに交換が進んでいて、その意欲は並ではない。JR富山駅北口から岩瀬浜まで約10キロ程度の路線だが、富山駅からの軌道沿線はなにかスイスのジュネーブあたりに来たのではないか、という錯覚をするほど雰囲気で花はふんだんに飾られていてうつくしい町並みである。
電車はご覧のごとく超低床式で車輪とモーターを必要とする部分に座席がうまく配置されており、これも車軸なしのおかげで車内は段差がなく、移動はスムースにできる。連結面のなげしの部分にブルーリボン賞が誇らしげに掲げられている。まあ当然であろう。
以前北勢線でもご紹介したが、この岩瀬浜線も中間の主要停留場に巨大な駐車場とスーパーがあり、ここでもパークアンドライドの試みがなされている。これはこれから地方路線が生き残るには必須のアイテムかも知れない。今年の12月には駅南側の市内環状線が完成するので、この車両もJRをまたいで乗り入れるほか、環状線専用の新車も導入される。来年来てみたらおそらく富山市の交通状況はずいぶん様変わりしていることになろう。来年も富山の仕事が入りますように。(そんなしみったれたこと言わないで自分で行けばいいのだが)
2009-08-27 18:40
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