富山のます寿司

　富山の名物、といえばます寿司であろう。実は私はマスがとくに好き、というわけではない。だから自分から進んでます寿司を買うことはない。が、この日は帰りの飛行機の時間がちょうど夕食とぶつかる時間帯であったので主催者の方が気を利かせて、おみやげに持たせてくださったのだ。名物というのはどこでもそうだが、人気があるから、当然メーカーも乱立し、どれを買っていいのか旅行者にはよく分からない。この場合，めくらめっぽう、空港売店や、駅売店で適当に選んで買うものではない。地元の人に聞いて買わないと当たりはずれはかなりある。

　この日のおみやげはお酢のにおいが強烈だからさすがに飛行機内でたべるのははばかられたので、少し遅くはなったが帰宅してから賞味した。ところがこれがめっぽううまいのだ。マスがこんなに美味しいと思ったことはない。材料はマスとご飯だけという単純なものだから製法はかえって難しいに違いない。やはり名物の中でも本物は土地の人に選んでもらうに限る。一度に全部は食べきれなくて、残りは翌日南相木の山荘まで持ち込んだ。さすがに２日もたったら大分味も落ちるか、と覚悟したが、実は２日目のほうが味がヤレてきてさらに美味になっているのにはびっくりした。

　かくてマス寿司は富山空港から南相木村のほぼ上空を通過し、東京を経由して富山までのほぼ半道を車で戻ったことになる。（南相木にて）

コメント 2

ます寿司、美味しそうです。（家族が富山に出張に行ってもあんなにつぶれた寿司は寿司ではないと、買ってきてくれません）
なので、このブログを拝見しまして、、参っています。
二日目のヤレたお寿司は興味があります。
押し寿司は大好物で思わずコメントしてしまいました。
旅先で、思いがけず出合った美味しいものは旅先の緊張感をほぐしてくれます。
今回、私も、予定のない旅を散々してきており、ウィーンに留まらず、わかりにくい鉄道の旅も出来る限りしてきたところです。
失敗もあり、感慨深く感動もあり、旅は本当に大好きです。
ピアノを弾くことと旅は、もしかしたら私には欠かせないことなのかもしれません。
家族大迷惑でしょうが。。。。。。。(悲)

南相木村、ショパンの楽譜を涼しやかな空気の中、お仕事が進まれているようでしょう。とても楽しみです。

今日は、4月に膝負傷した最終診断でした。
筋肉量を測定し、一般以上ということの診断。
これはオーストリアを巡り歩き、鍛えた結果と自己中心的に解釈しています
。体調も、今のところ、とても良いです。
今後もピアノの課題は増えるばかり、
ﾖﾛｼｸｵﾈｶﾞｲｼﾏｽ。
お身体、ご自愛くださいませ。

by ake_i (2009-08-28 23:11) 

大分体調が回復されたようで何よりです。ヨーロッパの空気の中歩き回ったのがよかったのでしょう。

マス寿司のうまい、まずいはどうもあのご飯の分量とつぶれ方、ますの身の厚さ、の微妙な関係で決まるようです。（もちろん素材もよくなくてはいけないですが）これはメーカーにより、かなりちがうようです。

鹿児島の薩摩揚げ、札幌のハスカップ・チーズケーキなどなど・・・。
近々のコンサートのためにもっぱら「フーガの技法」（ピアノで弾く」さらっています。ショパンはだいたいできあがったので・・。
by klaviermusik-koba (2009-08-29 08:39)