424型 [メルクリン]
メルクリンはドイツのメーカーだからドイツものが主体なのは当然だが、イタリアのものとなると、この424が唯一のものではないか。あとはFSと名乗っていても、蒸気機関車にせよ、ディーゼルにせよ、「原産国」はドイツであることが多い。この424はアナログ時代からの製品なので、金属製車体ではあるが、鋳型は厚く、窓まわりは昔のままなので古色蒼然としている感は否めない。動力もデルタであり、面白いものはなにもついていない。
これはローマとミュンヘンを結ぶEC「ミケランジェロ」用に客車と同じ塗装を施したものだ。しかし1980年代には最新鋭であったこの機関車も30年近くもたったいま、まだEC牽引ができているかどうかははなはだ疑わしい。メルクリンの得意技のアバウトさから来ているものでないことを祈る。これに附随する客車は国際標準型の2等車3両、1等車1両、手荷物車1両が同時に発売された。国際列車だから必ずしもイタリアの機関車である必要はなく、Kufsteinを経由してミュンヘン入りするから、オーストリアの機関車のままで運転されるようである。だとすれば、1011あたりで牽引させてもおかしくはない。
2009-10-28 10:15
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