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日航問題、とうなる? [旅行]

 このところ、日航をどう破綻処理するか、という話になりつつある。日航がこうなったのも日航自身の日の丸親方的な体質も確かにあるが、もう一つ、利用されもしない空港を日本全国に作り、不採算路線と分かっていながら、無理矢理就航させていた政治家の問題が大きい。いわば、むかし国鉄、いま日航、というわけでどちらも政治家どもの食い物にされた結果だから、あながち日航だけをせめるのは酷であろう。

 私はこういう問題はクールに見るから、全日空に吸収されようと、アメリカのどれかの航空会社に吸収されようと、とりあえず飛行機が飛んでくれればいいではないかと思う。アメリカの航空会社に吸収されたら、彼らはドライだから、不採算路線は全部切り捨てるだろう。離島のようにどうしても飛行機なしでは困るところもあるから、そのへんの調整は必要かも知れない。国際線がお荷物ならやめればいい。

 世界を見渡せば、その国のフラッグシップ的な企業が外国の資本に買われてしまった例は枚挙にいとまがないから、日航がどこかに吸収されるのも多くの例の一つにすぎない。だが日本人にとっては、「日本」という名前がなくなるのは耐え難い屈辱にうつるのだろう。だからみんな必死なのだ。「日本」の文字が消える、ということになると急に日本のナショナリズムが燃え上がる結果、話はややこしくなる。単に一企業ということであればもっと話は簡単だったと思う。

 わたくし的な実感から行くと、羽田ー札幌便に代表される幹線ルートは、世界一過密といわれる路線で、常に満席、よほど前から予約をしないとお目当ての便は確保が難しい。これほど利用されているのに、つぶれそうだ、というのはどうしても実感が伴わないでいる。ただ私はJALが好きなので、少なくとも札幌の仕事が残っている間につぶれられるのはやはり困る。

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