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トヨタのリコール問題 [自動車]

 トヨタのリコール問題には私も深い関心を寄せている。ハイブリッド、という新しいシステムを開発し、世界に先駆けたのは素晴らしいことと思っており、私も今度車を買い換えるならプリウス、という選択肢はあった。何ごともそうだが、新しいことをするにはリスクはつきものである。

 ただ、BOS(アクセルとブレーキを誤って両方ふんだ場合、ブレーキのほうに作用する)というフェール・セーフ・システムをトヨタがとっていなかった、というのは今回の騒動ではじめて知った。私は当然ブレーキに関しても最新の安全装置が施されているものと思いこんでいた。

 私はトヨタの車をこれまで所有したことはないが、旅先でレンタカーとしては度々利用している。そのたびに感じることは、自分の持っているゴルフに比べて、世の中だいぶん進歩しているなあ、ということだった。それに反して、ゴルフは少し時代遅れ、と感じることも事実。が、いっぽうで長時間走るにはドイツ車のほうが疲れない、ということもまた実感として持っており、素人にはこれがシートとか、サスペンションとか何から由来するのかは分からないにしてもトータルとして、移動するための道具として疲れないで安心して乗っていられる、という素朴な感覚は長年の経験からなにかしらあるので、日本車に買い換えられないでいるのもまた事実なのだ。

 私はドイツかぶれではないし(多少はある、といった方が正確かも知れないが)、実質主義の人間だから、支払った価に相当する、と考えたら日本製だろうがドイツ製だろうが中国製だろうがあまりこだわらない。社会が成熟してくると、車はステータスとか、趣味とかで持つ部分は相対的に低くなり、実質を重んじる傾向が強くなってくる。それをいち早くつかんで実践しているのがフォルクスワーゲン車ではないかと思う。トヨタにはこの原点に立ち返ってほしいと願うのだ。
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