SSブログ

スーパーグリーン車(2) [鉄道全般]

 これまでの私のブログの記事のうち、一番アクセスが多かったのはスーパーグリーン車の記事だったようであり、これは意外でもあった。もうあれは2年ちかくも前の記事だが、いよいよ東北新幹線の青森開業も間近で、本体の写真は鉄道雑誌に掲載されたからご存知の方も多かろう。まだ中身は公開されていないものの、どうやらどちらかの先頭車両がそれに当てられるようだ。
 先頭車両はスーパー流線型のために、乗客用の窓が写真でみると6個しかない。ということは、定員は18名、ということになるのか。確かにこの位置なら、ほかの乗客が車内を通り過ぎて好奇の目で見られる、ということもなさそうだ。いろいろな事情で自分は人の目にあまり触れられたくない、という人のためにはいいのかもしれない。私にはその点関係はないが、この種のものには一度は乗っておきたい、という私なりの好奇心はある。それだけの料金を払う価値があるかどうかを確かめたいのだ。

 ただ、東北新幹線の場合、青森まで3時間で到達することになるから、ファーストクラスまで必要かどうかわからない。九州新幹線が全通してもそこにはファーストクラスを設定する予定はなさそう。現在ヨーロッパには一等車の上にスーパークラスが設定されている列車がたまにではあるが、存在する。それに倣ったものかもしれない。東海道、山陽新幹線の500系がそろそろ引退するが、ここでもかつてスーパーグリーン車の設定が検討されたようだが結局見送りとなった。新しい列車の名称を公募中、ということだが私は「はやて」を継承するのがいいと思う。(また「はつかり」にもどるか!?)やたら名前を変えられると混乱する。(札幌)
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

Akira

おはようございます。
このスーパーグリーン車は、前回もコメントさせて頂きました。車両の位置については、難しい部分もあろうかと思います。お客様にとっては、ホームの端迄歩かなければならない不便さもありながらも仰るようにプライバシーの保護という観点からは頷けます。今もJR東日本の新幹線車両には車端部分にG車が配置されていますから問題は少ないのかも知れません。

3時間の旅でスーパーG車が必要かどうかというのは私にもわかりませんが、東日本のような鉄道より関連事業で潤っている会社としては、それが可能になる土壌があるのかも知れません。
逆に私などは東海道新幹線のG車こそ1編成の3両あるうちの半車で良いからスーパーG車が欲しいと思っています。何度かG車に乗った事がありますが、普通車とさほど変わらないアコモデーションやインテリアの雰囲気には、あまりその価値を感じさせないと感じています。しかし、東海は新幹線で失敗の出来ない事情があるのでしょう。どうしても保守的な考えになってしまうようです。

結局このあたりの判断はお家の事情次第ということなのかも知れません。
by Akira (2010-03-06 08:25) 

klaviermusik-koba

おはようございます。ドイツ旅行の記事、写真とともに楽しく拝見いたしました。こうして毎年メッセにいらっしゃれるのはとてもうらやましいです。この時期私は、一番忙しいときで、たとえそのチャンスがあったしてもまとまった時間を取るのがなかなか難しいです。

スーパーグリーン車は単にアコモが快適、というだけでなく、専用のアテンダントがつき、至れりつくせりのサービスを目指す、とありますが、以前電車特急「こだま」でも東海道新幹線でもひとクラス上の個室がありましたが、寝台車をのぞいて昼間の個室はいずれもあまり成功しなかったようです。先のことはわかりませんが、これも結局、いずれ普通車に改造されてしまう運命にある気がする、と思うのは悲観的でしょうか。

インテリアのデザインについては私も同じ考えをもっていて、確かに退屈だと思います。当然JRにもデザインに不満を持つ人も社内にいるでしょうが、日本の風土から察するに、現場で面白いアイデアがあっても上の方に持ち上がっていくに従って、いろいろあちこち横やりが入り、結局平凡なものに落ち着き、無難なものになってしまう。これは日本の風土そのもの、と思います。これがいいのか悪いのかはまた社会学的には別の見方もありましょうが。

 
by klaviermusik-koba (2010-03-06 11:08) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。