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就職状況(札幌日記) [札幌大谷大学]

 就職氷河期、といわれる。札幌大谷大学音楽学部の今年の卒業生の就職率は3月31日現在で85.7%という数字が出ている。昨年度の95.5%という数字から見てもその落ち込みはかなり厳しいといわざるを得ない。

 ただ、いろいろと話を聞いてみると就職先の絶対数が減っていることも確かなのだろうが、僻地といわれるところの先生の需要はまだまだ満たせていないのが実情のようである。北海道でいうと離島や、鉄道の通っていない僻地には需要はあるのだが、若い人たちがいきたがらないらしい。札幌のような都会に住むことにこだわらなければ僻地手当は支給されるし、住居費や生活費も安いので経済的には有利であるはずなのだ。とりあえず若いときに僻地に住む苦労もする、ということは将来的に見れば不利ではないと思うのだが。

 このあたりのところは進路支援課の努力で、もう少し学生に何が何でもともかく親からは経済的に自立する、という決意を向上させることができれば、まだ就職率のアップは見込めるのではないか。全国一経済状況が厳しいといわれる北海道でそうなのだから、全国的に見れば教師であれ、医師であれ、需要が満たせていない所や若い人の住みたがらないところのギャップがあって、就職が完全に絶望的、というわけでもなさそうなのである。若い人の意識改革でどうにかなりそうな部分はあるようにみえる。昨今は携帯も車もあるから、昔のような僻地に住むひとにとって惨憺たる状況にはならないはず、と思うのは私が僻地に住んだ経験がないからなのか。
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