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南相木村の現状 [プライベート]

だいぶん固い話が続いたので話題を変える。

南相木村、人口1147人、世帯数430(2月末日現在、広報による)。典型的な過疎の村である。町村合併のうねりの中、「村」と名乗る地域は今や日本全国でもめずらしく、貴重な存在なのではないか。これまでブログで殆どこの村の実態について記してこなかったので南相木村の現在を書き留めておきたい。

山奥のさびれた貧しい家並みを想像されるかも知れない。141号線の小海から車で約30分、いずれの家並みも立派な瓦葺きの邸宅が多く、はじめてくる人はびっくりする。私の山小屋は南相木の中心部からさらに15分程度走り、我が家より奥には人の住む家は2軒しかない、というロケーションにある。

私も当然、村民税は払っているが、それでも村全体で430世帯だから村の収入はたかが知れている。それでも村の中心部にある村役場、郵便局、農協、あるいは以前にも記した村民会館等施設はいずれも堂々としたもので、道路も立派。もちろん国からの交付金もあるだろうが、何より大きいのは奥に中部電力の揚水ダムがあり、その地代などの収入もかなりなものになるはずなのだ。、ダム建設に当たって、道路は素晴らしくよくなり、夏ともなれば花いっぱい運動で村中の家々が花で飾られる。

 今日、村から配布された広報にはいろいろ興味深いことが書かれているが、明治10年、小学校が開設されてまもなくの生徒数が120人、とある。生徒数から察するにその時の南相木村の人口は今とさしてかわらないか、その頃まだ結構いたはずの未就学児童の数も考えれば今より人口はずっと多かったかも知れない。

 パラリンピックのカーリングで出場を果たした中村洋治さんがこの村出身で、ヒーローとして広報のトップで大きく扱われている。こんな快適な村だから当然別荘地として目をつける人は多く、農家の廃屋を改造して住んでいる知人もいる。(この項つづく)


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