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よみがえった平城京(1) [旅行]

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大阪の仕事の翌日あまりに天気がいいので、一昨日オープンしたばかりの「平城遷都1300年祭」を見学しようと思いたった。話に聞いてはいたが、何の予備知識も持たず、とりあえずいってみたのだ。アクセスは近鉄の「大和西大寺」もしくは「近鉄奈良」「JR奈良」駅から無料のシャトルバスがでている。さぞかし超満員と予想した。私は人混みが何よりいやなのでダメそうなら逃げ出そうと思いつつもとりあえず近鉄難波から奈良線で西大寺に向かう。が、月曜だったせいもあって意外とすんなりと見学できたのは幸い。

まだ全容が完成したわけではないが、度肝を抜かれるのは1300年もの昔、よくまあこんな気宇壮大な平城京をつくったもの、という感想がまず先に立つ。朱雀門(写真下)にいたる道路はパリのシャンゼリゼほどの広さもあろうか。本殿ともいうべき一番奥の第1次大極殿(だいきょくでん、写真上)は高さが5階建てのビルほどもある。絶対的な物理的大きさより、建物に秘められた壮大な精神が圧倒的なパワーを持つ。これと比べると東京の現代のどんな大建築もどこか精神的セコさを感じるのは私だけだろうか。写真のせいで少し色がくすんで見えるが実際はもう少し明るい朱色に近い。かといって春日大社のようなケバさがないのも品の良さを感じさせる。

この広大な敷地のど真ん中を近鉄奈良線が見事に横切っている。観客は朱雀門を拝観したあと、狭い踏切を通らなくてはならない。これには当事者もずいぶんアタマを痛めたことであろう。これをさけるには鉄道を地下で通すしかない。が、目下のところ、私にはこの方がずっと有り難いのだ。(この項続く)
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