計測車 [メルクリン]
これはおそらく実物が1990年代に現れて間もなくモデル化されたものであろう。日本でいうならさしずめイエロー・ドクターである。26.4メーター車の改造でエアコンディショニング付き。走行しながら線路状態をチェックする。日本の計測車はたいていドームがついていて、パンタグラフと架線の状態もチェックできるがこれにはなさそうである。
模型車両ではパンタと集電シューのどちらからとることも出来る。4つのファンクションから速度計測、路線距離計測、ストップウオッチ、走行時間計測、がそれぞれ可能である。
面白そうだなあ、と思ってずいぶん前に買い込んだものの、あまり使っていない。窓に数字が電光版のように現れて、リアルタイムで計測が出来るところがミソ。計測車はドイツも日本も黄色、というのは同じだが日本の新幹線の最新の計測車は6両専用編成であるが、最近はDBでももっと進化しているかもしれない。そういえば昔おいらん列車、といわれた、車両限界を測定する客車がよくみられたが、最近はあまり見かけなくなった。
2010-05-11 11:34
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こんにちは、klaviermusik-kobaさん。
この車速計測車両は、私も持っていて重宝していました。と、言うのも、モデルの最高速度はデフォルトでは結構いい加減でして、この車両を計測したい機関車の次位に連結させてフルスロットルで試走させます。そこでこのモデルの速度表示機能を1/87で表示させれば、スケールスピードがわかるので、例えば103.1形なら最高速度を200Km/hに合わせる事ができます。(これを使っていた当時は、モデルの中の漸次加減速と最高速度調節がボリューム式でマイナスドライバーを片手に調節していました。)
ただ、このモデルの欠点は、走りながら見なければならないので数字を読むのが大変な事でしょうか。
今では、ローラテスト台とそれに接続した計測器があるのでラクチンになりました。設定もCSで出来ますし...。
by Akira (2010-05-12 18:56)
なるほど、いろいろな使い方があるのですね。機関車が実物で出せる最高速度に設定する、というのはいいアイディアですね。少し活用してみます。
確かに走りながら見るのが大変なことと、数字が正確すぎて、リアルタイムで出されるから始終数値がかわる、どれが正しいか、よくわからないという点ではリアルタイムで測る血圧計に似ているかもしれません。
by klaviermusik-koba (2010-05-13 09:37)