SSブログ

札幌日記 [旅行]

 この時期になっても札幌はまだ期末試験である。帰りの飛行機はボーイング777−300の11K席、これは11A席とともに狭い機内のなかにあっては特等席といっていいであろう。クラスJでもともと座席がゆったりしている上、出入り口ドアのそばなので私の前には座席も仕切もなく、広々している上にトイレには一番近い、窓側席でもトイレに立つのにとなりの人を気にかける必要がない、お茶のサービスも一番最初。そのかわり、万一の時には乗客の避難の誘導を手伝ってください、と客室乗務員から言い渡される。万が一の時にはまず最初に逃げられる、というわけでもなさそうだ。

 離陸、降下のさいは席に着く客室乗務員と向かい合わせになる。これがいいか悪いか。しょっちゅう飛行機に乗っていると時々あたりあわせる場面だが、それは彼女が美人であろうがなかろうが、何か目のやり場に困る風景ではあるのだ。でも今日は少し様子が違った。向こうからあれこれ話しかけてくるのである。「東京の夜景がこんなに晴れていて美しいのはめずらしいですねえ。お仕事のお帰りですか?」まあ私の風体からして観光客には見えないであろう。「仕事も大変でしょう、1日でどれくらいのフライトをこなすんですか?」と私。「日によってもちがいますが今日は羽田ー札幌を1往復半しました。」・・・・「私はいつも日航しか乗ってないのだからつぶれられては困る。日航さんがんばってね」「ありがとうございます」かくて出発以来全くわずかなゆれすら感じなかった快適なフライトは終わり、定刻ぴったりの22時に着陸。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。