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快晴の札幌 [プライベート]

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(深川駅に停車中のキハ54)
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(こんなヤバいつり広告も)
 今日は日曜日、大学はオフだが、やらなければならないショパン協会関連の用件を済ませるため大学に行くつもりでいた。が、起きてみるとあまりにいい天気。部屋にこもるのはもったいない、と急遽、仕事そっちのけで一度乗っておきたいと思っていた留萌(るもい)線の終着駅増毛(ましけ)までいくことにして、旭川行きの「スーパーかむい」に飛び乗った。といっても深川で分岐する超閑散路線だから10時札幌発に乗らないと、あとは連絡が3時間待たなければならない。これでは帰るのが夜中になってしまう。

 北海道の鉄道の特質として、本線の特急は789系の電車でまことに快適だが、一歩支線に入るとその格差はあまりに大きい。留萌本線、とはいうものの、キハ54で運用されていて、単両か、せいぜい2両編成。予想していたとおり、沿線はこれといった名所はなにもないけれど、雪の多い今年は列車から眺める雪景色は天気もよくすばらしい。昔、羽幌炭鉱が盛んだった時代、石炭運送のために作られた路線だが、炭鉱閉鎖とともに羽幌線も廃止になって久しい。

 それでも留萌まではそこそこの乗客はあるが、中心都市、留萌から先は列車は単両となり、乗客は5人だけ。多分、その乗客は私も含め、カメラをもって写真を撮っており、全員「乗り鉄」とみた。終着駅には何かあるかと期待したが行き止まりで、ホームもまともに雪かきもされていない、文字通り「なにもない」増毛駅。中はがらんとしてベンチさえない駅舎以外、すっかり雪に覆われていて、駅近辺を歩いてみることすらできないからそのまま引き返すしかない。
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(増毛のレトロな駅前旅館。建築基準法などなかった頃の造りと見える)
 途中のいくつかの無人駅は昔ながらの木造駅舎で「口札出」「所便」などと昔懐かしい字体で右から左方向に書かれている。これはみたところ観光を意識したものではなく、昔そのままのたたずまいが残っているのであろう。それかあらぬか、やはり写真を撮っている人を見かけた。でもこの雪の中、ここまでどうやってきたのだろうか。
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(ひたすら雪原を走る)
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