４７回目の結婚記念日

　１２月１０日の結婚記念日は毎年必ず何かの予定でつぶれてしまう。去年はそれを見越して北海道のチミケップ・ホテルで豪華な二晩を１１月中にはやばやとすごした。今年もやはり当日はつぶれそうなので昨日、新横浜のイタリア料理店で早めに記念日をすませた。これは私の兄弟の家族の新年会をここでやることに決めたので、料理の品定めをかねてのことである。

　去年の豪華版に比べればイタリアンといってもランチタイムのメニューなので今年の記念日行事は少々ショボい。しかし、ショボくとも忘れてしまうよりはマシで、特別な感慨はないけれど、お互い無事で過ごした１年間を振り返った。大震災のときも、全員バラバラに過ごしていたが何とか連絡は取れた。どうやら年をとると若いときのように車の運転、旅行のスケジュール、日常の行動などすべて無理をしないためか、あまりこわい目には遭わないですんでいる。

　行動は慎重だが、考えることはアグレッシブなのをオブラートに包んでアグレッシブさを目立たなくするすべは覚えた。これを年の功、というか、世の中のうらを知りすぎたために臆病になった、というか・・・。でも年をとっても失言をして大臣の椅子を棒に振る人も後を絶たないから生まれつきの性格はどういう境遇になってもかわらない。