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大学の改組 [プライベート]

あえてプライベートの項目にいれたのは微妙な問題を含むので、「大学」からは外すことにした。旧国立系もそうだが、少子化のために経営難におちいって廃校を余儀なくされる私立大学が相次いでいることは新聞などでご承知の通り。ただ私の守備範囲は芸術系だからそれ以外になると、せいぜい、保育系、音楽療法系くらいまでが視野にはいる程度なのだが。

世の中の変動が激しいので、状況に応じて私立大学は学生のニーズに応じて統廃合、改組をくりかえして経営の安定をはかっている。大学設置を認可する権限を持つ文部科学省は最近までは一定の条件さえみたせば割に簡単に認可し、あとの経営は大学のやり方次第、と突き放していたが、最近はそうそう放置できなくなり、監視の目が厳しくなりつつある。

私は大学の理事ではないので、仮にうまくいかなくても経営責任は問われないが、それでもあるほかの学部につぶれられると影響は大きいから立場上、他の学部にも無関心でいるわけにもいかない。幸か不幸か、いまでも何かの形で関与している大学は数校あるし、私のかつての教え子が関わっている大学もいれると相当な数に上る。その気になりさえすれば全国どこの大学の状態がどうであるか、という内部情報が得やすいという点ではかなり有利な立場にあるといえる。

が、ここでも困るのは、今の民主党政権下で将来、大学を出て取れる資格や許認可権も含め、どのようなビジョンが国にあるのかさっぱり見えてこないことだ。しかもそれがはっきりしてから大学の経営方針を決めたのでは、もう世の中から遅れをとってしまう。この年になってこんなことに気苦労をしなければならなくなる、というのは私のこれまでの生活設計には全くなかったが、またこれはこれで別の世界も見えてくる面白さもある。
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