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福山から札幌へ [旅行]

 旅程を組むとき、これはちょっと面倒なことになるな、と一瞬思ったが、すこし調べればなんということはない。広島空港から札幌便が日に1往復、岡山空港からもやはり1往復の飛行機があって福山からはどちらの空港にもほぼ等距離にある。広島空港の方が国際空港で計器着陸システムが整備されていてより確実であることと,時間帯がちょうどいい,ということもあって広島発のJAL(正確にはJAL-Expressだから子会社か)を選んだ。

 ただ、やはり連休ということもあって、広島からの便はどれも満席。東京便は便数が多いからダメなら東京乗り継ぎもアリだな,と考えていたが,今日はどの便も全部満席。札幌便も予約しておいてよかった。福山音楽コンクール運営委員長のMさん夫妻の車で広島空港まで送ってもらったが、山陽道はいまは紅葉が一番美しい時期で約一時間の道中、Mさん夫妻との会話と紅葉を楽しんだ。

 ローカル空港の雰囲気は私は好きである。広々としていて、静かで羽田のような騒々しさがない。搭乗機はB737-800。天気はほぼ快晴で地上の様子はよく見える。座席に備えられた航空路を見て,どのルートを通るか,予測するのは楽しいが、最近は地上波のポイントをたよりにジグザグにたどるのではなく、キャプテンの判断により最短ルートをとるらしいから、地図に書かれている航空路はあまりあてにならない。広島を出ると、鳥取砂丘辺りに出て、天橋立、能登半島の小松辺りから上陸して能登半島を突っ切る。ふたたび海上から能登半島を左に見ながら,佐渡島の北の端,弾岬をかすめ、男鹿半島で再上陸、白神山地の真上を通り、雪をいただいた岩木山(この眺めは見事!写真は後ほど)を眺めながら,下北半島の大間原発(ここで飛行機落ちたら原発どうなるの?)の敷地上空よりまっすぐ新千歳に向かう。ほぼ一直線といっていい。

 山あり、島あり、半島あり、海あり、日本は飛行機で飛んでいてもルートによってはほんとうに景色が変化に富んでいて飽きることがない。このルートも一番変化に富んだ美しい航空路のひとつといえよう。暖かい福山から、到着した新千歳は一面雪景色で寒い寒い。
IMG_1943.jpg
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