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お代は見てのおかえり [ピアノ音楽]

昔私のところにピアノのレッスンに来ていた人で、そののちクロアチアに留学し、クロアチアの音楽にはまってしまった人がいる。日本にあまり知られていないクロアチアや旧ユーゴスラヴィア地域のピアノ曲を演奏して積極的に紹介している。西井葉子さんというピアニストである。録音コンサートということで、公開演奏なのだが、入場料は見てのおかえり、ということでいくら入場料を払うかは聴いてからご自分でお決めください、ということのようである。

演奏会というものが有料で予約の切符を買っておく、というシステムはいつから始まったかは明らかでないが、モーツァルトは何回もの予約演奏会なるものを行っていたから、これは今のコンサートとほぼ同じやり方であったのだろう。

聞いたあとで満足度に応じて入場料を払う、というやり方は日本でも昔から芝居小屋であった。採算を考えないなら面白いやり方ではないか。ついでに授業料の高い私立大学の講義などでせっかく高い授業料を払いながら居眠りしたり、ケイタイをいじっている学生には、親が一括して授業料を支払うのをやめて、講義室の入り口で入場料を取るようにしたらどうだろう。一回の講義に出席するのに5000円もその都度払うとしたら居眠りする学生はいなくなるであろう。ちなみに自分の意思で参加する世間一般のピアノ公開講座などで居眠りしている人を私は見たことがない。私はどちらも同じように話をしているが、かたや目を輝かせて聞いてくれ、かたやほとんど居眠りしている。カネを払った分はモトを取らなきゃ、という意識が働いているか、そうでないかに差がここにあらわれている。いろいろな講義形式の授業で居眠りするのは大学生くらいなものである。なにかやり方が間違っているのだ。

それでもなお居眠りせざるを得ないような退屈な講義しかできない教授はやめてもらえばいい。学生には教授の月給から授業料を払い戻してもらう。欠陥商品だからだ。
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K.

先生、実は私、葉子さんとはその昔参加したイタリアのコンクールでお知り合いになり、今もつながりがあります。昨年私が伊勢に遊びにいったときは、一緒にお昼ご飯をいただき、頑張り屋さんの彼女からパワーもらいました。世界狭いでしょ?(笑)
by K. (2013-04-11 08:36) 

klaviermusik-koba

なるほど、世界は狭いねえ。なかなか頑張り屋で、実に面白い個性的なピアノを弾く、という印象を持っています。最近会う機会がありませんが。。。
by klaviermusik-koba (2013-04-11 20:24) 

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