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ギネスブックものではないか [昭和音楽大学]

前代未聞、ということでもなかろうが、この年で新任の客員教授、ということで大学説明会に出席をし、紹介を受けた。新百合ケ丘のキャンパスは初体験である。テキパキと取り仕切り、手際良く説明をする教授たちは私の芸大教授時代の学生であったひとが大半なので、なにか、故郷がえり、という懐かしい気もしないでもない。始めて行く大学だから何もかにもお任せで、数人がかりでいろいろ説明をしてくれるのだけれど、とても一回では覚えられそうにない。さぞかし、彼も年とったからだいぶん頭が悪くなった、と思われたことであろう。

この大学の理事長は日本演奏連盟の私と同じ常任理事でもあり、ほぼ毎月常任理事会で顔を合わせて議論を戦わせている間柄なのでその意味では同格なのだが、今日は私は大学理事長の訓話をかしこまって聞く、という立場にある。 つまり、社長と新入社員くらいの差があるのだ。新任の先生方の中ではもちろん私が最年長だが、新入社員(?)で77歳という年齢はギネスブックものではなかろうか。私が受け持つ学生は全部新入一年生だからどちらもなにもわかっていない、という点では同じことで、一抹の心細さを併せ持つことにあまり変わりはないのである。ただ、私はいくつになっても新しいことには挑戦して見る、という好奇心は衰えていないのでまあなんとかなるだろう、と楽観している。昭和音大のみなさん、どうかよろしくお願いいたします。
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