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初対面のRheinpfeil [古い旅のアルバム]

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(写真はクリックすると拡大・鮮明にご覧になれます)
私の古い写真の中でもとっておきの一つ。1962年の夏だと思うが記憶はたしかでないので1年くらいの誤差はあり得る。場所はミュンヘンHbf22番線。オリジナルのブルー・ベージュ塗装のE10を先頭とする6両編成。塗装が輝くばかりに美しく、汚れていないのを見ても完成間もないころのものに違いない。この写真で見る限り、Rheingoldだとばかり思い込んでいたが、1962年当時Rheingoldはミュンヘンには来ていなかったはずではないか。そこで、ドームカーにあるサボ部分を拡大して、よくよくみてみると、ピントはあっていないながらもなんとかRheinpfeilと読める。行き先はミュンヘンードルトムント行き。3号車。そこまでは辛うじて読めるが途中駅は判読不能。

今年のメルクリンカタログのRheinpfeilは1967当時のもの、とあるから赤とブルーの混成だが、上記の列車は写真で見る限り機関車、客車とも完全に統一が取れていて美しい。のちに、TEEに移行するために徐々に塗り替えられていったのではないかと思う。この時代に撮ったスライド用フィルムはかなり褪色しているものが多いが、これはなぜかめずらしく原色に近い色調を保っている。その意味でもこうして残しておく意味はあろうかと思う。
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コメント 4

Akira

kobaさん、おはようございます。

とても貴重な画像をありがとうございます。最初、このE10の画像を見た時、F-Zug色に感動を憶えたのですが、それ以上に本来E10 12XXであるはずのナンバープレートが3桁の253であることに気がつき、少しばかり調べてみたところ、興味深いことがわかってきました。というのは、この機関車E10箱形のF-Zug仕様である12XX以外にRheinpfeil向け(Stuttgart Hbf - Muenchen Hbf?)運用でE10 250 - 254が、1963年夏ダイヤから1964年2月迄F-Zug塗装に変更されたようなのです。これも流線型車体のE10.12の製造が間に合わなかったためだと想像できますが、この画像のようなカラーで253号機の画像を見れたのは感激しました。というのも当時白黒ではネットでも数枚の画像を見つけることは出来たのですが、カラーでは見たことがなかったです。
ですので、ここで記されている日付については1963年の夏の可能性もあるかと思いますが、本当に貴重なカラー画像だと思います。
by Akira (2013-06-15 12:52) 

klaviermusik-koba

akiraさん こんにちは

いろいろ私の知らない情報ありがとうございます。おっしゃる通りだとすれば、この253機の塗装はオリジナルではなく、本来ブルーであったのを急遽Rheinpfeil色に塗装し直したのでしょう。私はE10.12の実物は見ていないので、モデルでしか知りませんが、本来ベンチレーターの連続した半流線形がRheinpfeilの任に当たるはずだったのが機関車の完成が間に合わなかったのですね。面白いです。それであればこの画像は、人々の服装からみても1963年夏、と断定して良さそうです。ありがとうございました。
by klaviermusik-koba (2013-06-15 15:57) 

HUH

大変貴重な写真が、これだけ美しく残っているのは素晴らしいですね。それにしても、ミュンヘン中央駅は50年前も今もそれほど大きく変わっていない点も驚きます。
by HUH (2013-06-15 16:02) 

klaviermusik-koba


どういうわけか、同じコダックでも50年たって見て、褪色が甚だしいのと、比較的原色に近いものの差が結構大きいのはなぜでしょうね。
この写真はラッキーな状態で残ってくれたと思います。

ミュンヘンの駅はHolzkirchen方面からくるS-Bahnが地下にもぐった以外は基本的にそう大きくは変わっていないようですね。東京駅の当時から現在までの変わり様と比較してみると、なんたる違い、とあきれるばかりです。
by klaviermusik-koba (2013-06-15 16:42) 

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