SSブログ

食堂車のないTEE<Lemano> [古い旅のアルバム]

写真.JPG
(地中海沿岸を走るLemano 1963年7月、古い写真ですがクリックするともう少し鮮明に見えます)
ミラノからミュンヘンまで乗り入れていた、初代TEE、<Mediolanum>は2両永久連結のディーゼル動車。これを4両に増結したのが、ミラノとジェノヴァを結ぶTEE Lemano。TEEとして製造された車両にもかかわらず食堂車がない、というのはめずらしいと思う。運転距離が比較的短い、ということもあるが、それだけの需要が見込めなかった、ということでもあろう。ただ、最小限の供食サービスはあって、食事はギャレーから各客席まで運んでくれた。味は覚えていないくらいだったから、それほどのことはなかったのであろう。Mediolanum、Lemano両方とも乗車したのだが、まあ、一番さえないTEE、という印象は持った。ただ、国境で1時間もパスコントロールのために時間が費やされたのが当たり前だった当時としては、TEEなので乗車時にパスポートの検査を済ませるので、国境駅停車時間がごく短いから、高額の料金を払ってもそれなりの利用価値はあったといえる。ご覧の通り、夏でも冷房の設備さえない。

これは当然モデル化されていて(ROCO?)ずいぶん前から注目していたのだが、残念ながら直流であることと、実車どおりの縮尺のため、うちのレイアウトに乗りそうにない、というのであきらめていたものである。私の記憶ではMediolanumはこののち、たしかVT11.5に置き換わることになる。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

運転適性検査JR北海道のいま ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。