運転適性検査

75歳を超えたので、上記のテストの他、認知機能検査が私に新しく加わった。何となく屈辱的検査、という腹立たしさも正直あるが、自分の認知度はどの程度か、という怖いもの見たさもあって、興味半分、怖さ半分で受験に臨んだ。

テストは大きく分けて要点は３つ:
１ 生年月日、住所、名前、今日は何年何月何日、何時何分まで時計を見ないで書く。
２ １６個の動物、乗り物、台所道具などのイラストを見せられて記憶する。
３ 時計を書き、1時45分の針を書く。

1 については何にも問題なさそうだが、私はうっかり今日の日付を間違えて生まれた年を書いてしまい、あわてて訂正した。時間は時計を見ることができないから、13時15分caと書いた。下に注釈をつけca.とは「おおよそ」の意味、と書き込んだ。

2 については、本テストにはいる前にひとつ全く違ったテストをやり、時間がかなり経過してからあとになっていくつの絵が思い出せるか、のテスト。私は１６個のうち、１０個しか思い出せず、さすがにこれにはがっくりきた。つぎに、１６個の個々の絵に関するヒントになる言葉が一つだけあって、これを頼りにいくつ思い出せるか、というものだが、これは全部できた。が、最後にレモン、ということばがどうしてもおもいだせない。教官に質問をし、外国語でもいいでしょうか、と尋ねたら思った通り書いてください、というので、ツィトローネ(ドイツ語)ツィトロン(ポーランド語)シトロン(フランス語)、と書いていくうちに自分でも思い出すだろうとおもったが、ついにレモンという英語が思い出せず結局時間切れ。採点者はどう判断しただろうか。普段英語の悪口を言っているもんだからどうやらバチが当たったみたい。

3 についてはほとんど問題はないが、いまのデジタル世代が高齢者になったら書けない人が続出すると思う。私はアラビア数字ではなく、ローマ数字で書いたが、これを正解とみるか、間違いとみるか。

まあゲーム感覚でやっているので、この結果が悪くても免許証の更新はできない、ということはないから気楽である。

しばらく待って結果が発表になる。８６点。１００点満点だそうだからまあまあの数字であろう。ちなみにボケがうたがわれる、というのは４９点以下なのだそうだ。