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笛曼荼羅 [音楽全般]

野田晴彦+小泉清人DUO。。。

畑違いのところに顔を出したかなあ。と思いつつも祖師谷自宅近くの小さなカフェで行われたライブにいって見たのはそれなりの理由はあったのだ。ギターと笛のライブ。笛はリコーダー、サンポーニヤ(ブラジルの葦笛?)パーウー(中国雲南省のトラヴェルソ?)などなど見たこともない素朴な民族楽器の笛がいっぱいならんでいる。普通にいうポップス、というジャンルにも当てはまらない、さりとてクラシックでも勿論ない。

通常ポップスとかロック、というとスピーカーをフルに使うやたらとうるさいもの、というイメージで私は音楽の範疇に入れていない。だが、これはちがう。20人くらいしか入れないカフェだが、私は最後まで心地よく聞いた。プログラムを印刷したのだけど持ってくるのを忘れました、とまず人々の笑を誘ってから、一曲一曲両人のオリジナル曲を解説付きで演奏。といっても、みるとあらかじめ作ってある部分はメロディと和声進行くらいのもので、譜面台を覗いても五線紙は載っているものの音符らしいものはほとんど書いてない。本当かどうかわからないがギタリストの小泉さんは音符が読めないのだとか。。。

ともあれ、音楽そのものは私にもすんなりと受け入れられた。イージーリスニング、というのとも違う。何よりと聞き手がみんな心から楽しんでいるのがわかる。ピアノの発表会とこうも違うのはなぜだろう?音楽の核心である和声進行がきちんとしており、そうかと言ってありきたりの進行ばかりでもない。かなり即興の部分が多く、即興でここまでできるか、と私には羨ましく思えたが、彼らにしてみればこれは当たり前なのであろう。たぶんこの素朴な葦笛はギターばかりでなくピアノでも十分支えられるだろう、とも感じた。私はハーモニカ相手にピアノの蓋を全開にしても相手を邪魔しないで弾く経験も何度かしている。ピアニストはどんなピアニッシモでも表情をなくさずに弾けることもまたときに求められる。私にすぐにできないのはコードネームだけで即興を楽しむ技量で、これは何度もいうが羨ましくて仕方がないのだ。通奏低音なら多少できるがそれともまた一味違う。今月はいろいろと珍しい音楽体験をした。


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