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議員のヤジ [一般向け]

空いた口がふさがらないとはこのことをいうのだろうか。都議会であれ、国会であれ、いや、ごく普通のありふれた会社や教授会などの会議であれ、発言があるなら議長の発言を求めた上でいうべきはいう、というのはごく普通の会議のルールだと思っていたし、私もそうしてきた。

そのルールは国会や都議会では許される、ということは信じ難いことで、正式な発言以外は禁止し、違反したものはそれなりの処分があるべきであろう。こういう国民から選ばれた議員はいったんなってしまえばそういう責任感というものをすっかり忘れてしまうものらしい。まして今回のヤジは、まともな人間として論外だが、それでなくても最低限、選ばれたものの責任としてそのくらいのルールがないこと自体不思議。人間だから何を思うのも勝手だが、これを言ったらどうなるか、ということさえ知恵が回らないようでは議員の資格がない。

と、ここまでは誰でもそう思うだろうし、ジャーナリズムの論調もおおむねそうだけれど、私が少し距離をおいて冷静にみるとこの現象ははからずも日本人の平均的な「民度」を露呈してしまったようである。自分がかりに議員になったとしたら、それはないとも言い切れないじゃないか、と心の片隅でつぶやく自分にも気がつくのである。議員だけが特別高尚な人間、と思う方が多分人が良すぎる。要するに彼らも我々と同じ日本人で、バッジをつけたからと言って急に人間が高尚になるわけないことくらい、当たり前といえば当たり前なのだ。
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