SSブログ

PKP(ポーランド)の鉄道(1) [旅行]

写真をとっては見たものの保存、整理の仕方が悪く、「確かあの時沢山撮影したはずだがなあ」と思いつつ行方不明になっているものがたくさんある。2010年の秋のある天気のいい日のまる半日、ホームに頑張って撮影した写真が出てきた。三年半後の現在も、PKPは基本的にそう変わっているとも思えない。来年多分また出かけるので確認はします。せいぜい新しい車両としてTaurusあたりが導入されているくらいのものであろう。ドイツと同じ上下分離方式。

ワルシャワ・チェントラルナ(中央駅)は市の中心地で地下にあるが、実質的には中間駅、しかも薄暗いので撮影には適さない。そこであらかじめ地図で見当をつけておいた、鉄道に沿ったアレイエ・イエロゾリムスキエ通りをバスでしばらく走りながら、とある場所を見つけた。ワルシャワ・ザホードニア駅。この駅はチェントラルナから二駅目で地上に上がったところにある。ザホードニアの構内は広く、同時に遠距離バスのターミナルでもある。平日の昼間。首府の主要駅とはいっても、ごくありふれた地上駅、ひろびろとして田園風で人影、乗降客もまばら。鉄道はこの駅から南、南東、南西方面に分岐するので、ほぼあらゆる主要列車が停車、もしくは通過するため列車撮影には最適。チェントラルナは構内の規模がさほど大きくないので、列車は長くは滞留できず、南方面からきた長距離列車の大部分がザホードニアからチェントラルナを通り、ヴィスワ河を渡った川向こうにあるワルシャワ・フスホドニア発着となるものが多い。

ポーランドの機関車の特徴は三個の大目玉ヘッドライトで、なにやらLGBの模型を思い出す。実物が模型っぽく見えるというべきか。長距離のEC、もしくはICに相当する客車はモダンで塗装のセンスもなかなかいいが、IRクラス(Express)となるとクリームとグリーンに塗り分けた、東欧でよく見られる平凡なものとなる。EC,IC級の列車は空調付きだが、それ以外の列車はおおむね昔通りの暖房のみ。

撮影を始めてまもなく、ECベルリンーワルシャワ・エクスプレスが轟然と通過して行った。二等車と食堂車がPKP、一等車がDBの編成で車体の長さが少し違う。東欧系はだいたいどの国も短めで、DBにたとえると二等車の窓が10個、といえばお分かりいただけよう。
image-20140627163838.png

image-20140627163854.png

image-20140627163922.png
ポーランド語のサボは読みにくいが、フロツワフ発(旧ドイツ領ブレスラウ)-ポズナニーワルシャワ・フスホドニア行きのIC。列車名も書かれているが、私には読めず、意味も分からない。推測するにもしかして「シレジア」号? ポーランド特有のなかなかセンスのいい塗装である。
image-20140627163945.png
近郊電車はほかにもいろいろあるが、だいたいこのようなものが多い。
image-20140627164027.png

nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 2

ake_i

素晴らしいです。ベルリンーワルシャワエキスプレス、通過でよく撮れましたこと!!!
2010、懐かしい年ですね。
またワルシャワに行きたい!と思いました。

by ake_i (2014-06-27 21:06) 

klaviermusik-koba

ショパンコンクール聴くのを一日さぼってこういう日も作るのです。
来年はまたショパンイヤーにあたるので楽しみですね。
by klaviermusik-koba (2014-06-28 10:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

議員のヤジPKP(2) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。