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長期滞在のホテル [旅行]

一週間以上の滞在は、自分の普段の生活のレベルからあまりかけ離れない方が私には疲れなくていい。立派なホテルはたいがい規模が大きく、例えば朝食(いまは大抵バイキング)も料理の数が多ければいい、というものでもなく、レストランが広くて立派であればいい、というものでもない。かえって客も多く、騒々しくて落ち着いて朝食が取れないのがイヤなのだ。ホテル疲れ、というのをよく経験する。

ベルリン滞在のホテルはネットで適当に選んだものだが、ベルリンもはずれにあるこの「ホテル・グルーネヴァルト」はおおむね正解であったと言える。部屋数も少なく、従って客数も知れているから、朝食も混み合うことがない。部屋の大きさも自分のいまと同じくらいの大きさで、ちょうどいい。しくじったのはネットで確認し損なった「シャワーしかない」ということで、日本にはどんなショボいビジネスホテルでも風呂だけはついている。しかし私はもともとそう風呂好きというほうではなく「カラスの行水」派だから、要するに「清潔になればそれでいい」。シャワーだけでもさほど不自由は感じなかった。早く日本にかえってゆっくり風呂につかりたい、という欲求もあまり感じない。

なんといってもドイツ滞在の最大の楽しみのひとつは「うまいパンにありつける」ことであろう。左派の人にはビールはもちろん、いろいろある。これはホテルの格式に関係がない。ちがいといえば、種類が幾分少ないだけで大筋変わらない。ここでも毎朝うまいパンとうまい塩なしバターとうまいジャムを楽しめた。BGMなし、という静かな環境も言うことなし。ロケーションは「森の中にある」にもかかわらずSバーンの駅まで5分。ベルリン中心街まで20分たらず。ラッシュどきでもSバーンはいつも空いていて、立ち席客をみたことがない。フロント従業員はドイツ的に少しぶっきらぼうでつっけんどんだが、やるべきこと、もしくは頼んだことはきちんとやってくれる。こういうホテルは日本にはそうそうあるものではない。(というより見たことがない)
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