電車ならなんでも乗る

昭和記念公園まで最近の運動不足を解消するため、散歩方々出かけた。歩くには理想的な天気だから出かけたのだが、園内敷地は広大で帰りはくたびれたから公園内を走る遊覧列車で帰る。この公園は陸上自衛隊の基地に接していて、飛行機やヘリのうるさいのが難点だが、広大な敷地に日本らしく細かいところまで気を配ってある質の高い公園の一つといえる。有料ではあるがそれなりの価値はある。列車は公園が広いから確認しただけでも少なくとも３列車で運行している。機関車のブラスト音はLGB並。まあでも道を歩いている人の警告程度にはなるからないよりはマシなのであろう。

外国にゆくたび思うのだが、日本の公共施設のトイレの充実度は世界に比類がない。若い時は気にもならなかったが年を取ると切実になる。私はかくれ身障者だから、外国旅行で一番困るのがトイレ。有料であるのはまだしも、50セントなら50セントの硬貨しか受け付けない。20セントを入れると受け付けないならまだしも、戻っても来ないのはほんとに腹が立つ。「どろぼう！」とどなりたくなる。どこのトイレでも50セントと決まっているなら、まだ対応の仕方もあるが、値段は場所によってまちまちで、いつも必要な硬貨をあらかじめ準備しておくわけに行かない。

こんな公園内の列車でも停留所の近くには必ずトイレがある。もちろん無料。ちなみにこの公園は「国立」である。広い地域を国立公園に指定したところは昔からあるが、このような狭い地域の公園は大抵、区立か市立かの地方自治体であることが多いのだが他にも例はあるのだろうか。