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年頭の感想 [プライベート]

そう毎年ちがった正月の過ごし方をするわけではないが、年末から急にたくさん揃えなければならない書類を整える必要に追われ、年賀状はかなりいい加減になってしまった。もともと年賀状は面倒なもの、と思っているけれど、世間の習慣は自分の生き方の根幹に関わらない限り、ある程度までは従うことにしている*。これまでやってきた仕事もほとんどが人間関係のおかげで成り立ってきたわけで、自分の能力だけで成り立つわけがない。とすれば、世間の習慣のひとつである年賀状もそうあだやおろそかには出来ないではないか。それでも知人全てに出すことは不可能である。出しそびれてしまった方々にはこの場でお詫び申し上げる次第である。

若い時は生意気だから、全て仕事は自力でやってきた、という思い上がりもあったが、歳を取り、自分の能力の限界が見えてくると、どれだけこれまで多くの方々に支えられて仕事が成り立ってきたか、という感謝の念が増し、これで体が不自由にでもなればその思いは更に増すであろう。我が家は家族関係が割りに希薄なため、正月に全員揃って新年会をやる、という習慣もなかったが、私は長男だから、私が音頭を取らないとなにも動かない。数年前から四人兄弟がまだ全員健全な間にせめて兄弟とその連れ合い、家族くらいで新年会をやっている。これはまあよかったと思っている。

HbfのHUHさんの新年運転会にも出席できたし、まだ他にも残っているが、これもなるべく顔を出そうと思っている。とまれ、大学の仕事はもう今日から始まる。今年も頑張ります。


*たしかトルストイだったかの言葉: 世の中をうまく渡る最大の秘訣は口では世間の習慣をバカにしながら、実際は習慣に従って生きること。

ただし、トルストイ自身は実際このやり方でうまく世の中を生きたようには思えない。自分では実行出来ないが、願望として言ったものではなかろうか。若い時に読んだトルストイのこの言葉が妙に印象に残っていて、自分の生き方になんらかの影響を与えてきたものと見える。


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