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さくら [旅行]

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九州新幹線の主力は700系だが東海道新幹線に比べてほんの少し車体幅が狭い。そういう事情もあるのだろうが普通車指定席もご覧のようにグリーン車とさほど変わらない。座席の形態の基本はどちらも同じで革張りか、布張りか、の差とシートピッチがいくらか違う、という程度の差しかない。それでも普通車でさえ1115ミリ(メジャー持参で実測して見た)の広さだから、どちらでゆくか随分迷ったが、結局普通車にした。これがJR東海の「のぞみ」と同じアコモであれば、私はグリーン車を選んでいたと思う。客の心理は微妙なもの。

自由席車は2+3でだいぶん差がある。しかし、今回乗車した「さくら」は満席だったから、新大阪まで4時間の旅は同じ普通車でも疲れ方が随分違いそうである。この差はJALでいえば普通席とクラスJくらいの差は実感としてある。普通指定席車とグリーン車とどのくらい差があるか興味を持つ人はいるらしくて、新大阪に到着して車内が空になった時を見計らって私のように写真を撮る人は他にもいた。中には外国人の姿もあり、うん、この人も「鉄」だな、私と目があってニヤリとした。

「のぞみ」とのアコモの差は大きいから新大阪ー博多間の旅行者は迷わず「さくら」か「みずほ」を選ぶであろう。後発組のJR九州はそうやって先発組の客を取り込もうという作戦のようである。九州新幹線の開通前には新大阪ー博多間の「ウエストひかり」というのがあってこれも2+2の座席配列であったが、これの進化したものと言える。そうすると「のぞみ」の取り柄は東京から乗り換えなしで博多まで行ける、ということしかなくなる。
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