札幌大谷大学音楽学部1年経過の雑感 [音楽全般]
開学して、1年が終わろうとしている。初めてのことでいろいろあったが、どうやらこの1年の私の職責はなんとか曲がりなりにも果たせたといえるのだろうか。入学試験もほぼ終わり、まだ完全に決まった訳ではないのでここには書けないが、来年度の合格者もだいたい決定して心配されていた応募者の落ち込みもなく、定員は満たせそうな雰囲気で、新年度を迎えられそう。しかしこれからがこの大学の本当の内容が問われるのだ。
でもこの大学しかやれないことをやらないといけない。わたしの一つの案。
来年の定期演奏会は、「バッハ」(音楽の構成)のタイトルで、短大時代のように総花式の発表会形式はやめる。どの専攻生もかかわるプログラムを考える。たとえば、
「3声のシンフォニア」を1曲づつ違った編成で全曲やる。1番、「クラリネット2本とバスクラリネット」2番「ヴァイオリン、ビオラ、チェロ」3番「マリンバ3重奏」4番「サックス3本」5番「2本のフルート、ファゴット」etc,
(作曲家の学生に一部編曲に加わらせることもあり?)
「フーがの技法」から何曲か、やはりいろんな編成でやる。これは膨大なアイディアが考えられる。2台ピアノが必要な曲は(2曲ある)2台ピアノで演奏する。
大編成のブラスももちろんありなのだ。例えばブランデンブルク協奏曲のどれか(3番がいいかな)。もしくは管弦楽組曲のどれかをブラスに編曲してやる方法もある。
「教会カンタータ」例えば140番、106番、4番などその他編成に応じていろいろ考えられる。通奏低音に一部、もしくは全曲にエレクトーンを使うことも考えられる。いずれにせよ、全部の学生がコーラスや器楽で冒頭と最後の合唱に加わってバッハの和声のすばらしさを味わってもらう。最後のコラールなら誰でも歌えるし演奏できるはず。
「4台のチェンバロのためのコンチェルト」を私の編曲の2台ピアノ8手連弾版でやる。小編成のオーケストラがつけばなおいいが無理ならピアノだけでもいい。
今回ではないが、一度ぜひ、いつかマタイ受難曲かヨハネ受難曲を全曲やりたい。
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