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いま日本の市電が面白い [鉄道あれこれ]

 これまで何10回も訪れた鹿児島だがいつも市電を横目に見ながら分単位で移動していたのが、今日はめづらしく午前中時間があいたので、甲突川のそばにある鹿児島市交通課の車庫を訪れた。突然の訪問だったが、いろいろ親切に説明してもらった。(あらかじめ知人を通して話は通じていたとはいえ)

 標準軌で直流600V。路線は昔4系統あったのが現在は2系統だけが残っている。鹿児島中央駅(旧西鹿児島)から、市内中心部までは軌条の間が芝生が敷き詰められており、今年中に鹿児島駅まで完了する予定という。

 最近の日本の市電も欧米に比較してもなかなか侮りがたいものがあり、この写真はすでにだいぶん前に導入された低床式の1000型。さらに今回新しく2両(というべきか2編成というべきか)7000型が登場して現在試運転中。4月から営業運転にはいるらしい。残念ながら車庫の一番奥に1編成があって写真に撮れる位置になく、もう1編成は練習運転中とかで出払っている。これも車体が3つの部分に分かれているが、ボギーが3つあり、察するところ両端が動力台車で、中央の台車はモーターなしの車体支持なのだろう。1000型は客室部分が二つのボギーの間に宙づりになっているため少し不安定で、乗り心地があまりよくないという評判らしいが、私が乗った限りではそれほど悪いは思えなかった。でも実際乗ってみると、本当に床が低く、これなら老人や障害者にも利用しやすい。さらに停留所では、6分間隔で運転されている電車が、次に来るのが高床式か低床式かが表示されるなど、なかなか芸が細かい。
日本全国の鹿児島のような中規模都市ではまだまだ市電が残っており、最近すごく意気軒昂。日本各地の市電探訪というのも趣味としては面白いと思う。今度は函館の市電をみる予定。


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makkie60

最近”環境”問題の絡みからか、盛んに路面電車の見直しを各地でやってますね!富山高岡から関西への車中で、福井と武生を結ぶ「福井鉄道」福武本線でも元名鉄岐阜市内線、美濃町線のお古と思われる電車が休んでいました。旧阪神や南海のお古が走る「えちぜん鉄道」(旧京福電鉄福井本線)にも、経費節減か名古屋市営地下鉄のお古や、愛知環状鉄道のお下がりを使っている様子です。高岡市を走る第三セクター「万葉線」(旧加越能鉄道軌道線)も冷房なしの富山地方鉄道富山市内線のお古に新潟鉄工製低床車を導入、日中でも15分ヘッドになると乗客もかなり伸びた様子です。長い時間ゆっくり出来る”サテン”(喫茶店)激減のこのごろ、一日フリー乗車券で市電を何回か往復するのも一興です。但し余程のヒマ人か、胡散くさい人間には見られました(熊本、鹿児島、富山で体験済)。ところで、路面電車の土産で結構人気があるのが「最中」って御存知でしょうか?都電荒川線梶原銀座商店街での「都電もなか」は隠れたベストセラー、JR富山港線から転換したTLR(富山ライトレール)でも、レインボーカラー7編成に合わせて、7味電車最中を発売、ナカナカのお味ですが、マ、太ります・・・・・店子マッキー
by makkie60 (2007-03-28 17:39) 

HK

富山の地鉄、前に乗ったことはあるのですが最近見ていない。一つのモデルとして一度現状を見ておきたいとは思っています。あと岡山も・・・。
by HK (2007-03-30 08:16) 

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