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だれがホームページ見るのかね? [一般向け]

 本人は大まじめでやってるのだから笑っては悪いのだが、それいったいどういうこと?と首を傾げることがよくある。たとえば、昨日の毎日新聞のベタ記事:

 世田谷区の職員の名前を語って、70台お年寄りに、「あなたにお金がおりるから、そのために5万円の手数料がいる」といってかなりの老人から金をだまし取った、とある。(私もあてはまるのだから他人事ではないのだが)と、そこまではありふれた詐欺事件なのだが、その先が笑えるのだ。再発を防止するために、区のホームページにくれぐれも気をつけるよう呼びかけるような内容の文書を掲載した、とある。

 私も同じ年代だからわかるのだが、われわれの世代のひとは、パソコンなどとは無縁の生活をしている人が多い。まわりの友人を見渡してもそうだ。しかし若い区の職員はホームページは誰でも見るもの、と思っているらしい。この年にしては、私はパソコンを駆使しているほうだが、それでも区のホームページなど見たことない。ホームページなどというものは、必要に応じてあけてみてもこちらが必要としている情報にたどり着けることは滅多にない。一生懸命やればたどり着けるのかも知れないが、私は短気だからその前に根負けして、腹が立ってあきらめてしまう。このような単純な詐欺にかかるほど、少しぼけたひとがホームページを読んで、そうか、おれも気をつけよう、というふうになるとは到底思えないのだが・・・。


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確かにklaviermusik-kobaさんがお書きのように古希を越えられてブログを綴られている方にWEB上で出会うこと自体奇跡的なことだと思います。
ご指摘のように齢を重ねている人たちに電子上の情報を取りに行きなさいという行政の姿勢自体業務の怠慢にさえ思えてしまいますね。
こうやって平気に(今までせっせと税金を払ってこられた方々を)弱者として切り捨ててしまうような社会になってしまったのが残念で堪りません。
by (2007-12-09 21:57) 

klaviermusik-koba

江州席亭さま
世の中どんどんかわっているのだけれど、私たちの年齢ではとてもついていけない、行政はついていけない人も大切にしないといけないと思います。そういう人たちは高度成長期以来せっせと税金を払い続けてきたわけですから。年金問題というのも、「人の金は俺の金」としか思わない行政のひどさに腹が立ちます。
by klaviermusik-koba (2007-12-10 09:35) 

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