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日本ショパン協会賞 [日本ショパン協会]

恒例の日本ショパン協会賞の選考会があった。今年は該当者なし、という結論である。毎年のレベルを見てきている私からすると、該当者なし、というのはいかにも厳しいなあという感じがしないでもない。ここ数年、理事のメンバーも若返り、それにつれて判定基準も当然すこしづつ変わってきてはいるが、いくつかの候補にのぼった演奏のなかでは今年はショパン協会賞としてどれも決定的といえるものがない、ということで見送りとなった。

これを機会に日本ショパン協会賞というもののあり方を、見直した方がいいのではないか、なにもピアノ演奏に限ることはない、ショパンに関するすぐれた学術研究や、論文もその対象として考えたら、という意見も出された。もっともである。私は会長であって、理事の意見のまとめ役にすぎないから、意見を言う権利はもちろんあるが、最後は理事の合意による。今年はなぜか選考にあたられた委員全員一致で該当者なし、ということなった。これも異例のことである。

個人的な意見からすると、この賞は毎年必ずしも出す必要はないのではないか、という気もするが日本ショパン協会の活動の柱の一つでもあるので、仮に何年も該当者なし、という年がつづくと、一体ショパン協会は、そういう賞の対象になるものをまじめに見つける努力をやっているのか、という批判も招きかねない。頭の痛いところである。
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SCRIABIN

ブログの内容とは全く関係ないのですが…やっぱり、ベートーベンは奥が深く、難しいです。これからもっと勉強していかなければと思いました。それ以前に自分はまず、精神状態を安定に保つ事が優先だなぁとつくづく思いました…。度々コメント、失礼します。
by SCRIABIN (2008-03-26 22:14) 

klaviermusik-koba

精神状態の安定を保つ、これは、私も苦労しています。ベートーヴェンという作曲家は特別な存在で、これは一生、音楽家にとっての課題です。
by klaviermusik-koba (2008-03-27 16:42) 

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