MSEに乗る [鉄道あれこれ]
晴れた日曜日、一度は乗ってみようと思っていた小田急のMSE60000型に乗るために下の息子と始発駅である北千住に出かけた。最大の関心事は退避設備のない千代田線内を「特急」がどう走るか、ということ。地下鉄内を私鉄の特急が走るのははじめてではないが、有料特急としてはこれがはじめてではないか。地下鉄北千住のふだんはなんの変哲もないプラットホームがMSEの入線時刻がせまるにつれて、雰囲気が変わってきた。明らかにこの特急を目指してきた、という人たちだとわかる。しかも用があって乗るのではなく、乗るためだけにきたらしい。というのは、カメラを構えている人が多く、終着の箱根湯本まで行く人は少数で、だいたいが途中の停車駅の町田でおりてしまうことからも分かる。
フェルメール・ブルーというこの色合いはとてもセンスが良く、内装もスッキリしていて、写真で見るよりはやはり実物はこの目で見ないといけない、と感じた。時刻表から察するに特別なダイヤが組まれているわけではなく、普通の列車の間隙を縫ってゆっくりと駅を通過するだけ。千代田線内は下車できません、と繰り返しアナウンスがある。代々木上原を過ぎて小田急の複々線区間になればスピードは多少は上がるかと思ったがこれも期待はずれ。まあ小田急の特急料金は、快適な設備に対して支払う対価であってスピードを期待してのものではない、と割り切って乗ればそれでいいのだ。MSEはそれだけの価値は充分ある。(千代田線北千住駅で)
2008-04-06 20:18
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