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Chiemseebahn [レーマン(LGB)]

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 ミュンヘンから西へ車で約40分くらい走るとキームゼーという湖がある。ワーグナーのパトロンであったルートヴィヒ2世が建造した3つの別荘のうちの一つがこの湖に浮かぶHerren-Chiemseeという島にあるが、これは日本からのドイツツァーには定番のNeuschwannsteinのように観光ルートにはほとんどのることはない。日本人にはあまり知られていない観光地の一つ。例によって絢爛豪華な別荘だが、ルードヴィヒ自身はたった10日間しか滞在しなかった、という。

 DBの駅と湖を連絡するわずか数キロのChiemseebahnというのがあって、このSL(!)がその主役であり、名物となっている。これはSLではあるがこのように四角い箱でおおわれている。前後には窓ガラスがあるものの、側面は吹きさらしである。石炭も水もほんのわずかしかのらないが、短距離だからこれで充分なのであろう。(石炭積載量0.5トン、水1.2立米)下回りもスカートでおおわれてピストンやロッドは全く見えないから、レーマンの模型ではつくられていない。写真では前後がはっきりしないが、わずかに箱の外に突きだしている、煙突でそれとわかる。これに、吹きさらしの古典客車が数両連結されるのだが、いずれも夏場しか運転されないから、問題はない。ただ私が訪れた夏は特別寒く、厚手のコートを借りたくらいであったから、この客車と観光船の寒さはいささかこたえた。

 どうせ見えないからどうでもいい、というわけでもなかろうが、レーマンの看板商品であるKlausのB型タンク機関車の動力がそのまま流用されている。というより、この動力装置をなるべく流用できそうなのを(時にはかなり無理して強引に使っている、というのもあるが)たくさんモデル化してコスト削減をはかっている。

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