SSブログ

よき時代のレーマン [レーマン(LGB)]

IMG_0005.jpg
IMG_0008.jpg
 「どうする?」と上の息子がいった「ヤフオクでこんなものがでている」。「買いだ!」と私。

 この客車はレーマンから、多くのメーターゲージ用の小型ボギー客車として、塗色違い、模様違いででている。レーティッシェ・バーンのものはこのところずっとカタログでみないが、あれば欲しいと思っていたもの。今日現物が届いたのだが、中古とはいえ、ほとんど使った形跡がない。

 なかなかよく作り込んである。made in western Germany時代のもの。写真からは見えないが、昔の客車の通例であった、Raucher(喫煙)Nichitraucher(禁煙)が半分づつに分かれていない。両側とも禁煙、となっているから、この客車全体が禁煙か、というとどうもそうではなさそう。客車内部は3つに仕切られていて、両端が禁煙、中の二つの窓分が喫煙(とはどこにも書いてないが)のようなのだ。禁煙者がふえて、禁煙席をふやす必要に迫られたらしい。
 トイレは便器はもちろん、洗面器と、当時の通例であった高い位置にある水タンクもつくられていて、便器のふたは開け閉めができ、蓋だけを黒塗りにしてある、という念の入れよう。ドアはもちろん開閉できる。

 Chur-Pontresinaという行き先が、車体にペイント書きされているのも面白い。Rhätischebahnはいくつかの鉄道が合併したこともあってChur-St,MoritzとSt,Moritz-Tiranoは電気方式が違い、Pontresinaの駅はボルテージが替わる駅で、ここで機関車を付け替える。客車は関係ないわけだが、ここから先は急カーブが多く長い客車は入れない、客車の長さは現在でも異なる。ここには、書かれてはいないが,この客車、もしかしたら本線経由、ではなく、ダヴォス経由かもしれない。70年代の終わりには本線はこんな客車はおそらくもうなかったであろうから。

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

Akira

RhBの旧型客車は良いですね〜。そう言えば、LGBの生産がNuernbergの工場からハンガリーのGyorに移転して開始されたようです。(メルクリンの工場です)
で、ようやく新製品も公式サイトで見れるようになりました。

http://www.lgb-bahn.de/

画面右下のWeitere DownloadsをクリックするとRhBの貨車も含めて数台の貨車のモデルのPDF画像が見れます。
by Akira (2008-08-31 01:05) 

klaviermusik-koba

akiraさんのブログはかかざずのぞいていますが、投稿される皆さんの意見も含め、参考になることが多いです。
私は節操がないから面白そうなものには何でも手を出すのですが、まとまりがない。まあ模型鉄道はそれぞれが好きなように楽しめばいいのですから、それでもいいのでしょう。

LGBもハンガリーに移転したのですか。最近は旧DBのV200とか、標準軌のものにも進出してきていますが、縮尺は、メルクリンの1番ゲージとは違うのでしょうし、メーターゲージとの折り合いをどうつけているのか、と心配になります。
by klaviermusik-koba (2008-08-31 11:40) 

Akira

節操がないのは、私も全く同じです。もし、私が制限なくメルクリンを買うことができたなら、もっと大変なことになっていたでしょう。
さて、LGBのラインナップですが、基本的にGゲージとういのはIImだと聞いています。II番ゲージは、メルクリンのI番ゲージよりも大きくて、それの狭軌バージョンですから、最近のDBのモデルは明らかにIImとは違います。一方でI番ゲージは標準軌ながら、LGBと線路の幅が同じ....。

ですから、今暫くは現状が続くでしょうが、住み分けをするのがややこしくなりそうです。これから、上手く住み分けが出来るようになれば良いですが、やはりLGBの標準軌モデルは減らしてゆく方向にしないと混乱しそうです。(I番ゲージの機関車にLGBの客車を牽かせたりしそうです)
by Akira (2008-08-31 12:53) 

klaviermusik-koba

実は私もよく分からないのですが,うちには,誰かのお土産のアメリカのGMのディーゼル機関車と、Boxcarが数両あり,これはGゲージと呼ばれるものだと思いますが,LGBのレールとパワーパックで問題なく走ります。ただ大きさは全体に小作りです。レーマンのレールを標準軌と考えるなら当然車体はレーマンのメーターゲージ車より小さくなります。アメリカ製の場合は、全く別のもの、と割り切っているからいいようなものの、レーマンが同じ軌間でV200そのほか標準軌のものを同時に発売すると、akiraさんの言われるとおり、知らない人はV200にRhBの客車をひかせる、という奇妙なことも確かに。起こりますね。
まあ趣味の世界だからなんでもありだ、と、おうように考えるなら話はべつですが・・・。
by klaviermusik-koba (2008-08-31 17:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

最古の44フーガの技法(9) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。