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GMコケたらどうなる [プライベート]

 案の定というか、残念ながら、というか、やっぱりGMはツブれた。私は賭に負けたわけだ。でも私はあきらめは早いほうだからまあしょうがない、でコトはすんだ。こんな巨大会社がつぶれるとどうなるかは私は経済学者ではないからよくわからない。いや、立派な経済学者でもよく分からない、という点では私と五十歩百歩だと思う。

 不思議なのはつぶれた途端、アメリカの株も日本の株も下がるどころか、少し上向いたのだ。もうGMがいずれつぶれることは当然、と、折り込み済みだったようである。そうこう思って夕刊を見ていたら面白い記事を見つけた。アメリカの映画監督、マイケル・ムーアさんが「GMの破綻はこの上なくうれしい」というのだ。彼が製作した映画で警告した。「日本車やドイツ車より質が劣っていることを認めず、すぐこわれる車を作って消費者にどんどん売りつけた」からそのツケが来て当然、ざまあみろ、ということのようだ。

 この暴言(アメリカ人にはそううつるだろう)は当然物議をかもすに違いない。ごく普通のアメリカ人がこれにどんな反応を示すかはみものだが、それでもこれで世界中困る人がいっぱい出ることは確かで、私のように、まあしょうがない、と諦めるだけではすまない気の毒な人がいっぱい出るのだ。

 一方、このことで、人は多くのことを学んだに違いない。寄らば大樹の陰、大企業に就職すれば一生安泰、と思っていた人は冷や水を浴びせられた気分になっただろう。世の中、確かなものは何一つないのだ。で、私の買った株式はただの紙切れになったのだ,とそう覚悟していたら証券会社から電話があった。「つぶれたとはいっても今の段階はまだ取引まで停止していないからいま売れば、わずかではあってもお金は戻りますがどうします?」これも私の理解を超える。破産宣告というのは借金をチャラにすることではないのか。それともGMだけは何か特別? もとより何も戻らないのも業腹だから、なにがしになるのであれば売ってください、とはいっておいたが、さて、どうなるやら。宝くじにたとえれば、末尾2ケタの一番ビリの賞にあたったような気がする。

追記:結局投資した1/6くらいの金額は戻った勘定になった。ゼロにならなかっただけでもマシであろう。

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