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報恩講 [札幌大谷大学]

 仏教で一番大事な行事の一つが親鸞聖人の命日を記念する「報恩講」であろうが、私はまだ1度も出たことがないので、たまたまうまく予定がついたので東本願寺札幌別院で開かれる報恩講に学生と一緒に出てみることにした。私は母方の実家が真宗なので、仏教徒ではないものの、子供の時からなれているせいかこういう行事にはとくにそう違和感はない。キリスト教についてもある程度の勉強はしたものの、身についている、とはいえない。無宗教も含めて、自分はどれからも等距離の位置に自分をおいていると思っている。

 しかし若い学生たちはやはり宗教について関心を持つことはとくにこういう時代だからこそ重要だと思う。藤島建樹師の法話が興味深かった。札幌という土地に仏教が根付いた頃の話が中心だったが、明治政府の意向を受けて、ということは国策に乗って、ということなのだろうが、北海道という土地に初めて仏教を根付かせたのが東本願寺であったこと、それと、札幌開拓のため土地の住民であったアイヌの人たちには侵略者としてつらくあたったこと、なども反省を込めて語られていた姿勢には好感が持てた。

 アイヌ問題はいまなお解決されたとはとてもいいがたいが、仏教者の中からこのようなことが率直に語られるのはいいことだと思う。それもこれも、当時からもうだいぶん時間がたっているからいえることではあろうけれど。
 
 でも1時間近く正座するのはやはりつらいなあ・・・・。
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