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みつかってしまった [健康]

だから検査はいやなのだ。いつもの検診で空腹時血糖値が少しあがり始めた(といってもまだ許容範囲なのだが)のでブドウ糖負荷検査をやりましょう、という。渋々半日がかりの検査受けた。案の定、空腹時血糖はいいのだが、2時間後の血糖値に問題があり、このままいけば本格的糖尿病ということになる、という宣告を受けた。でも私は体重は全く標準的だし、これ以上やせてもいいことはないから食事はそう気にする必要はない、と医者はいう。そこで、まあ少し様子を見ましょう、となり、急激に血糖があがらないという薬が出ることになった。糖尿など自分は全く無関係、と思っていたからかなりショックだっだ。

これでは、これまでのように甘いものも果物もなんでも食いたい放題食う、というには、心理的にどうしてもブレーキがかからざるを得ない。糖尿病で目が見えなくなったり、足をちょん切らなきゃならない、となるにはまだ20年もかかりそうだが、そんなに生きているはずはない、とは思っても、まかり間違って長生きして90歳になってから足をちょんぎるのはなあ、となってやはり食いたい放題にはブレーキがかかる。

普通、この段階でみつかるのは一般的にはあまりなくて、もっと進行してからわかるケースが大部分ですから、まあラッキーですよ、と医者は慰めてくれるのだが、一昔前なら、何の問題もなくのほほんと生きていられたものが、検査も精密になればなるほど、我々の年齢、必ずなにか引っかかるものはあるのだ。一日落ち込んだが、こんなもの気にするのはもっと健康に悪い、と悟ってまた同じ生活に戻った、という次第。余録はといえば、急にインターネットで糖尿病の知識をかき集めたくらいなところに落ち着く。
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高本秀行

小林先生、いつまでもお元気でいて下さい。洗足学園音楽大学の特別講座で何度も教えて頂いた高本と申します。私自身が35才で「境界型糖尿病」と言われてから15年間比較的医者の指示を守っているにも関わらず、健康診断を受けると「境界型」と「正常」を15年間行ったり来たりしていました。「ブドウ糖75g負荷テストで 231mg/1時間後」が最新値です。食事前と食後2時間は「正常値範囲」です。最近読んだ本で【食後の高血糖値に問題あり】は限りなく糖尿病に近いことを知り、食事療法を根本から変えました。もし、小林先生が私と同じ症状であるならば、食事を直せば足を切ったりすることは皆無になる、とのことです。
 私が読んだのは、江部康二著「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」「主食を抜けば糖尿病は良くなる! 実践編」「我ら糖尿人、元気なのには理由 がある」の3冊です。3冊の内1冊だけで充分です。先生もご覧になって頂き、先生に合えば幸いです。来年の特別講座も楽しみにしております。いつまでも健康でいらっしゃって下さい。
by 高本秀行 (2009-12-22 21:27) 

klaviermusik-koba

高本様

ご心配いただきありがとうございます。どうやら、貴方と似た症状のようですが、あなたの場合、35才という育ち盛り(?)から食事制限、というのはつらいですね。私の場合、2時間後のインスリンの価が異常に高く、このままでいくと膵臓に影響がでる、ということのようです。でもたいていの人の場合、長期間の食事療法がつらく、どうしても三日坊主に終わる、というケースが多いようです。ご紹介いただいた本も少し読んで頑張ります。


by klaviermusik-koba (2009-12-23 09:43) 

高本秀行

小林先生
 かえって私にお気遣い頂き恐縮です。私自身は「6才と25才で呼吸困難で即死寸前、35才で糖尿病予備軍編入、49才で脳梗塞(糖尿病の合併症と推定)で左手人差し指が動かなくなる」と経験しながらも何とか現代医学の進歩のおかげさまで日常生活には差し支えない範囲で生き延びています。お気遣い本当にありがとうございます。
 あくまで私と(34~35才で糖尿病本体を発症した)父の45年の経過を見る限り『食後血糖値が異常に上がるIGTタイプ=糖尿病』と分かり愕然としました。父は45年間、医者の指導通り加療していますが、「壊疽」になりかけたこともあります。私自身が15年間、きちんと医者のいう通りに加療しても
1.41才で首が曲がらなくなる出来物が首後方で出来た(未だに完全には直っていない)
2.49才で脳梗塞で左手人差し指が曲がらなくなった(これは完全に治癒)
が実績で、「死なない」と言う範囲では「通常の糖尿病治療」は有効ですが、「健康に生きる」範囲では少なくとも私と私の父の経験では達していないように思います。
 「糖質制限食」にしてからは、糖尿は悪化していません。肉や魚がほぼ無制限に喰えるのもうれしいです。「甘いモノ」は好きでしたが、今年脳梗塞を起こしてからは完全に止めました。米と小麦は特に好きでないので止めても何も感じません。
 もし、小林先生の糖尿病が「私と近似のタイプ」であるならば、相当に有効だと存じます。先生の教えはこれからも無限に受けたいので、糖尿病ごときに負けないで下さい。お気遣い頂いた私も健康に生きて行きたいと思っております。
by 高本秀行 (2009-12-24 19:50) 

klaviermusik-koba

高本様

お若い頃からいろいろと苦労をされたのですね。それでも現代医学のおかげで、ちゃんと生きてこられたのですから、いい時代に私たちは生まれたのかも知れません。私の場合は年ですし、コレステロールとか血圧とか問題になり始めたのが70歳前後からですから,加齢によって全身状態が弱りはじめていて、これもその一環である程度やむを得ないこと、とうけとめております。食事療法もこれから経過を見ながら、必要ならアドバイスをいただいたことも実行しなければなるかも知れません。でも食べることは生きている最大の楽しみの一つですから、どこで折り合いをつけるか難しいところです。

今度の洗足学園の講座はリストのソナタ、あの難解な曲の構成をなるべくわかりやすくお話しさせていただく予定で、作曲家の伊藤康英さんにも出席いただいて討論形式でやるつもりでおりますのでよろしくお願いいたします。
by klaviermusik-koba (2009-12-26 11:46) 

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