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大荒れの北日本 [札幌日記]

 今年の札幌はほとんど雪がない。12月も後半の札幌としては例年にないことだ。そのかわり寒い。が、ともあれ静かな札幌で1週間を過ごしていたのだが、帰りが大変。新千歳空港まで来たら滑走路は一面の雪景色。

 天気予報は北日本は大寒気が到来して、大荒れになる、という天気予報で、実際この日は新千歳発の何便かが欠航したようだった。羽田行きはそれでも欠航はまぬかれていたが、飛行機には乗り込んだものの。いつまでたっても出発する気配がない。機長からはあと5分、とかあと10分とかアナウンスはあるけれど、だんだん先延ばしになる。なんでも雪が主翼につもったので、それをばかでかい送風機で吹き飛ばし、水滴が凍り付かないように凍結防止剤をまく、という作業なのだそうだ。なにしろジャンボ機だから、主翼の面積も半端ではない。ロシアのように寒冷地帯では良くある風景だが日本で経験するのははじめてのこと。

 水滴が主翼に凍り付くと、浮力が落ちて墜落の危険すらあるから、いくら出発が遅れようともこれは念入りにやってもらわなくてはならない。しばらくして、その作業が終わったと思ったら、こんどはなかなか管制官から離陸の許可が下りない。これもあんまり長びくとせっかくの凍結防止の薬剤も効かなくなる。ともあれ、1時間以上遅れて飛行機は無事飛び立つことができた。私はいつも運がいいたちなので、こういうときもだいたい最悪の事態はまぬがれている。ちなみにこの日の北海道は最低気温ー24.5度を記録した。
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