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74才の感想 [プライベート]

若い頃はほとんど気にもしていなかった年のことが最近気になるようになったのは、やはりまわりの親しい人々が次々亡くなられ、その人たちの享年を知るにつけ、馬齢を重ねた自分が今何をすべきか、ということを意識せざるを得なくなったのだと思う。

とくにこれといったこともせず、漫然と年齢を重ねることを世間では馬齢を重ねる、というが、これは馬に対して失礼なのではないか。馬はただ自然体で生きているだけであって、それで充分ではないかと思うが、人間は死ぬ間際まで金とか、世間体とか、名誉とか、生きがいとか、ろくでもないことにとらわれ、煩悩にまみれて生きる。

理屈はさておき、この年まで「無難に」生きられたのは最高ではないにしてもどちらかといえば幸福な部類であろう。鹿児島、神戸、と旅行をして昨晩大阪からN700で帰宅したら、チョコが届いていた。旅行先でも誕生日に先駆けてお祝いをしていただいた。感謝にたえない。せめて生きている間だけは楽しんで生き、人にも多少は迷惑をかけながらもピアノは弾きたいし、あらゆる形で音楽(と鉄道)にかかわることはつづけたい。
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ake_i

お誕生日おめでとうございます^^
明日のリストの講座、聞きたいんです。。。
先生の芸大退官の授業が懐かしいです。
リストの晩年の作品が無調性で・・・というお話も覚えてます。
あの時は母とうかがったんです。
明日は、いけそうになくて、かなり残念です。
もしかして、突然、行けることにならないかと思っているのですが。

ソナタのフーガの部分、面白くてさらってるところです。
昨年夏、ウィーンにて手がけ始めたこの作品。いつかモノにしたいと考えてます。私もいつまでもピアノを弾いていたいと思います。
先生も御身体、大切に、ご自愛ください。
by ake_i (2010-02-14 15:20) 

klaviermusik-koba

 ありがとうございます。誕生日を迎えるのはいいような、悪いような、ですが、まあ生きられるうちはがんばります。

リストのソナタはいい曲だからぜひやってみてください。
by klaviermusik-koba (2010-02-14 19:27) 

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