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日本ショパンピアノコンクール開幕 [日本ショパン協会]

 昨日第1次予選が終わったところである。27名の参加者のうち9名のピアニストが第2次予選に進む。日本ショパンコンクールとしては今回で第2回目になる。このコンクールは正直まだあまり知名度がない。ただこのコンクールは高いこころざしがある。日本にもういくつのコンクールがあるか数知れないけれど、本当のプロの演奏家を志す人のための試金石となる過酷なコンクールが一体いくつあるだろうか。このコンクールは本格的な演奏家のためのハイレベルなものと位置づけている。

 1次予選、2次予選、と1日おきにあり、2次予選の翌日には通過者はオーケストラとリハーサルのうえ、二日あとの本選に臨む。ほぼリサイタル1回分のソロ曲とコンチェルトがすぐに弾ける状態にないと参加すら出来ない。当然参加者はそう多くはなく、今年は27名。でもこの人たちはほぼすべて、すでにかなりなレベルにあり本選に誰が選ばれるかは楽しみである。

 審査員がショパン協会理事に加えて、横山幸雄、遠藤郁子、宮谷里香、高橋多佳子、それに私、とワルシャワの国際ショパンコンクールですでに賞を得ている人たちだけが審査に当たる、というのも他に例がなかろう。
  
 このコンクール開催に当たっては洗足学園の全面的な協力と、指揮者の秋山和慶さんの協力のもとオーケストラの提供と、資金面の苦しい日本ショパン協会を全面的に支えてくださっているからこそなのである。わたしはいつまで日本ショパン協会も会長を続けられるか分からないが、何とかこれが将来日本はもとより、世界に認められるショパンコンクールに育って欲しい、と切に願っている。

 第2予選は3月27日、10時から、秋山氏の指揮するコンチェルトを演奏するファイナルには3名しか残れない。本選は29日(月)17時から。洗足学園大学前田ホールにて。


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