LEDの効用

　居間の電球が切れたのでLEDの電球を買ってみた。３５００円、と値段は高い。点灯してみるとごく自然な電球色で大変気に入った。が、いかんせん高価なので一度に全部交換する気にはなれなくて、これからはきれたものから順次移行しようと思っている。家庭の電球は一度には切れないから、そうこうしているうちにだんだん値段は下がってくるから今全部取り替えるのは得策でない。在来のフィラメント電球は製造中止になった、とも聞く。今日の新聞にもLED電球を２５００円で売り出したというメーカーの記事がでていた。

　LEDの恩恵を最大に受けている分野の一つが模型鉄道であろう。これは1962年からチューリヒーミラノ間に投入された１等車のみの豪華特急TEE「Gottard」の食堂車だが、ほぼ、実物と同じ間隔で電球は天井につけられているために非常に自然な採光感がある。それと何よりいいのは電力を食わないために５両すべてに編成点灯しても走行に全く影響のないことだ。これは有り難い。食堂車のテーブルランプなど、ムードづくりには欠かせないものとなろう。メルクリンの製品にもどんなものがこれからあらわれるか楽しみである。