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日本ショパンコンクール本選会 [日本ショパン協会]

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(本選に向けてのオケ・リハーサル風景)
日本ショパン協会のピアノコンクール2010本選の入賞者が決定した。

第1位 宮崎翔太 fmoll Concerto
第2位 石井楓子 e moll Concerto
第3位 北端祥人 e moll Concerto

本選でオーケストラとコンチェルトを共演できるのは3名のみなので、本選には3名しかのこれない、というシビアなコンクールである。しかも2回の予選は1日置いて次のステージがあるのである意味ワルシャワより厳しいかも知れない。当然このコンクールは選ばれたプロを目指した人でないと、そもそも参加することもむつかしい。入賞者以外に予選ですぐれた演奏をしたピアニストとして、日高志野が選ばれた。

この人たちはいずれもワルシャワのショパンコンクールの書類選考に残っている人たちである。ワルシャワでの活躍をおおいに期待したい。5年前に比べて、参加者は減ったものの、入賞者のレベルは数等高くなった、という実感がある。

それにつけても秋山和慶さんの指揮するオーケストラの伴奏の見事なこと。長い前奏もカットせず全曲完全演奏である。私は息をのんで聞き入った。ピアニストのわずかなニュアンスの差を感じ取って即座にオーケストラの音色に反映させることが出来る指揮者はそうそうあるものではない。こんな見事なオケの伴奏とコンチェルトを共演できるのは幸せというほかない。願わくばこのコンクールがもっと一般に知られて欲しい。
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