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ショパンフェステイバル・in表参道(2) [日本ショパン協会]

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 ショパン・フェスも1週間が経過した。今のところ順調に進んでいる。表参道、という土地柄、道を通る普通の人にもショパンを気軽に楽しんでもらおう、という500円で聴ける約50分程度のランチタイムコンサート、というのを平日毎日設定した。聞く方は気楽でも、ここには若手の優秀な人たちを起用して、質は絶対落とさないように考えた。出演ピアニストは基本的に国際コンクールでの入賞実績のあるレベルのピアニストを基準とした。ランチの「内容」は東京會舘なみだが、「料金」は吉野家なみ、という企画。幾日かのぞいてみたが、気軽に、どころか演奏の内容はどれも実に気合いの入ったもので、どのピアニストも自主リサイタルなみの気の入れよう。4000円払ってもこのレベルの演奏はなかなか聴けないだろう、というものばかりで私が当初予想した以上の演奏レベルの高さに私の方がびっくりしている。

 最終日の6月5日は私の企画でショパンの「ドン・ジュアンの主題による変奏曲」「アンダンテ・スピアナート」などふだんあまり聞かれないオケ付きの4曲をピアノと弦楽合奏という演奏形態を取るめずらしいものとなる。これには来日していたワルシャワのショパン研究所の所長も大変興味を持ち、「こんな面白いショパンの企画はポーランドでも聞いたことない。コンサート当日は自分は残念ながらでられないが、録画をしてぜひ送って欲しい。ワルシャワでちょうどこの「パウゼ」と同じくらいのホールの建設がいま進んでいるから完成したらそこでもぜひやってみたい」。

 はい、世界初演なのであります。再演ははたしてワルシャワとなるか。残券わずかですがのこりがいくらかあります。お聞き逃しなく。

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大澤徹訓

明日はパネルディスカッション覗きに参ります。
楽しみです。

by 大澤徹訓 (2010-05-29 23:18) 

klaviermusik-koba

ありがとうございます。私は1830年代のパリ、というのは一番苦手分野なのでもっぱら聞き役に回ります。河合さんは博学な人らしいので面白い話が聞けるのではないかと期待しています。
by klaviermusik-koba (2010-05-30 08:56) 

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