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長いようで短かった2週間 [日本ショパン協会]

 ショパンフェスティバルin表参道が5日の最終日をもって終わった。長いようであっという間のような気もする。2週間で25回のコンサートやレクチャー、それもこれまで書いてきたように私の当初の予想を超える充実した内容であり、できばえといえる。思えば当初、これだけのことをやるのは人的にも,経済的にもほとんど不可能に見えた。が,少しずつ内容をつめていくうちになんとかいけるのではないか,という見通しも立ってきた。反省点は多々あるが,主な点を上げれば:

 一つはPRが必ずしも十分とはいえなかったこと。プログラムの内容も満足に知られていなかったという点は今後の反省点にはなろう。それにも関わらず,トータルで2500人の入場者、というから、平均すればほぼ毎日だいたい定員に近い入場者であったことはそれ相応の関心はもってもらえた,ということであろう。

 二つ目は日本ショパン協会の問題点がいくつか浮き彫りになってきたということ。一生懸命ご協力いただいた理事の方々も勿論多かったが、なかには期間中,一度も顔すら見せられなかった,という方も多い。勿論この団体はボランティアであるし、個々にはいろいろな事情があるから強制できる性格のものではないので、一概にダメだとはいえないが、やはり理事という仕事をお受けいただいたからにはそれ相応の関心は持っていただきたかったと思うのだ。会長と事務局任せ,は問題である。

 ただ、今回の催し物を通じて日本ショパン協会という,研究団体的な性格は強く打ち出されていたと思うし、少なくとも日本には類似の団体はほかには存在しない。世間的にもそのことを理解をいただけるきっかけにはなったのではないか。今後協会のあり方もこの路線を踏襲し,発展させていくのがいいのではないかと思っている。ありがたかったのは、ほとんどボランティアであるにもかかわらず、日本ショパン協会主催の企画ならばギャラなど二の次、喜んで協力したい、と申し出て下さる演奏家の方々の善意ににささえられた。これほど協会が信頼されている,と実感できたことである。

 ご多忙の中、大変ご協力いただいた演奏家、研究者、ポーランド大使館そしてとくに事務局の方々,またご来場いただいた聴衆の方々に深甚の謝意を申し述べる次第であります。



 
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