ÖBB５両セット

　メルクリン社創立１５０年記念セットと銘打って発売されたÖBB塗装のEC客車５両セット。屋根を赤く塗る、という塗り分け方は昨今そう珍しいという訳でもない。日本では成田エクスプレスなどもそうで、これまたいいセンスの塗り分け方といえる。模型の場合はどうしても上からの視点が多いのでよけい目立つのであろう。特にヨーロッパの車両の場合屋根の占める面積が多いからかなりショッキングに映る。

　塗り分けが影響しているのか、このÖBBのEC車５両セット、以前の短い車体を使っているけれど、こうして編成にして走らせてみると十分な長さ、という感じはする。これがドイツ人の持つ独特のトータルバランス感覚というのか、編成として組んだ場合の視点、それに機関車をつけて運転しているときの視点、ということも考慮に入れているのであろう。さらに、ひと世代前の塗装、赤と黒の塗り分けの客車も何両かあるので、新旧混合のごた混ぜ編成にしても車両の長さが同じなので釣り合いは取れる。そのあたりも考えたのかも知れない。

　

コメント 2

おはようございます。

OeBBのIC/EC用塗装は、以前の赤／グレーを見慣れて来た私は、急に明るい印象を受けて、以前の重厚さが損なわれて来たような気がしていました。しかし、見慣れてくると大胆かつ中々上品な色使いで、だんだん違和感も無くなって来て逆にこちらが良く見えてきたりします。

夏のオーストリアの緑の絨毯を敷き詰めたような美しい景色の中に良く似合いますね。
by Akira (2010-09-19 09:42) 

以前のも、新しい塗装もいいですね。オーストリアのものはEpoch3あたりまではDBとあまり代わり映えしない塗りが多く、興味が持てなかったのですが、最近はなかなか個性的なものが多く、車両自体も脱DBという感じになってきて、趣味人としてはなかなかいいなあ、と見ています。


by klaviermusik-koba (2010-09-19 12:54)