南相木日記(2) [音楽全般]
毎年、その時になってあわてるのだが、今度はそうならないですむように少し前から準備しておこうと思って資料を南相木まで持参してきた。洗足学園大学院のアンサンブルのフェスト、今年もあるのかどうか知らないけれど、今度はブラームスの4番の終楽章、例のパッサカーリャを2台ピアノ8手連弾に編曲をしておこうというわけである。
まあこれは探せばすでに楽譜はあるかも知れないけれど、やはり自分の納得のいくような編曲がしたいと思うのだ。ブラームスには「ハイドン変奏曲」のように、ピアノと、オケ版と両方ヴァージョンの曲があるし、ピアノ5重奏も2台ピアノ版がある。このような性格の作曲家だからこの曲も8手連弾も違和感はあまりないはずで、とくにこの楽章はベートーヴェンのハ短調の32の変奏曲をモデルにしたような所があるからピアニストにはなじみやすい。
この曲はベートーヴェンの創作主題をほとんどそのまま借りてきたようなものなので、ブラームスはテーマのソプラノ主題を上声、中声、バス、とさまざまに置いてベートーヴェンより自由に扱っている。構成は「32の変奏曲」と似たところがあり、変奏が30曲であることをのぞけば調性配置などそっくり。「30曲」の変奏はもしかしたらバッハの「ゴルトベルク」からのアイデアかも。ドイツ音楽の伝統が脈々と受け継がれた傑作である。
まあこれは探せばすでに楽譜はあるかも知れないけれど、やはり自分の納得のいくような編曲がしたいと思うのだ。ブラームスには「ハイドン変奏曲」のように、ピアノと、オケ版と両方ヴァージョンの曲があるし、ピアノ5重奏も2台ピアノ版がある。このような性格の作曲家だからこの曲も8手連弾も違和感はあまりないはずで、とくにこの楽章はベートーヴェンのハ短調の32の変奏曲をモデルにしたような所があるからピアニストにはなじみやすい。
この曲はベートーヴェンの創作主題をほとんどそのまま借りてきたようなものなので、ブラームスはテーマのソプラノ主題を上声、中声、バス、とさまざまに置いてベートーヴェンより自由に扱っている。構成は「32の変奏曲」と似たところがあり、変奏が30曲であることをのぞけば調性配置などそっくり。「30曲」の変奏はもしかしたらバッハの「ゴルトベルク」からのアイデアかも。ドイツ音楽の伝統が脈々と受け継がれた傑作である。
2011-04-16 15:29
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0